アイコン 春日フォレストシティ/ナフコ本日オープン/日本エスコン

日本エスコンにより春日原ゴルフ場のインコースを潰して開発された「春日フォレストシティ」、商業施設も完成して、ナフコ(ツー・ワンスタイル店)が本日(14日)オープン、ケーズ電気は今月中オープン、Mr.MAXは11月中旬から下旬にかけてオープンする。
「春日フォレストシティ」は全体で13万坪(43ha)という大開発、日本国土開発が施工していたが、この間サブプライムローン問題が発生して不動産ミニバブルは崩壊、開発した日本エスコンは不動産開発業者として各地で開発しており、その影響を受け窮地に陥り、ADRを申請して現在に至っている。
当春日フォレストシティも商業地へのテナント誘致が、これまでに二転三転して、やっとオープンにこぎつけたものである。
広大な戸建用地もその殆どが既に売却され、日本エスコンが所有している商業用地も希望があれば売却するとのことである。

<広大な分譲用地は既に殆ど売却済みの謎>
ところで、日本エスコンは、広大な戸建分譲用地を既に売却しているにもかかわらず、リリースしていない点が気になる。
同社によると、広大な戸建分譲用地を数社の不動産会社に売却済み、その会社が大和ハウスや積水ハウスに大きな区画ごとに販売しているそうである。
何故、直接同社が販売しないのか、大きな疑問が残る。
春日原ゴルフ場を当時所有していた島崎観光が、会員権(当ゴルフ場は古く、発行価格平均は80万円未満)を買い戻すとして、ゴルフ会員と一悶着あった。ゴルフ会員は、ゴルフ場を守る会を結成、開発阻止に向け裁判して勝訴した。
その後和解して島崎観光及び日本エスコンとインコースの開発が済み次第、現在残っている8ホールの上に新たに8ホールを新設するということで和解した。上に新たに8ホールを新設するなどいい加減な和解で、計画は既に頓挫したのも同然となっている。
また、以前から同ゴルフ場は、道路際の1ホールを会員に諮らず島崎観光が潰して産廃の埋め場になった経緯があり、以前から怪しい人たちが介入しているとの噂が耐えないゴルフ場であった。
開発した日本エスコンは、今回、大和ハウスや積水ハウスなどに直接販売せず、何故数社といわれる企業に販売したのか、それをどうして発表しなかったのか株主に対して説明責任があると思われる。
そうした企業と守秘義務契約があるならば、A社・B社として公表すべきものである。発表しなければ、広大な戸建分譲用地の売却にあたって、怪しい人たちがいっぱい介入したと疑われても仕方あるまい。
日本エスコンは、ADRまでかけながら、公明盛大な経営ができなければ、ADRという法に基づく再建も再考すべきではなかろうか。

【プロジェクト概要】
プロジェクト名(仮称)春日フォレストシティ
所在地 福岡県春日市大字下白水 他、福岡県大野城市月の浦二丁目 他
事業主 株式会社イー・ステート(日本エスコン連結子会社)
敷地面積 約130,000 坪(春日市 約124,000 坪、大野城市 約6,000 坪)

【出店店舗概要】
ミスターマックス春日ショッピングセンター
企業名 株式会社ミスターマックス
店舗面積 約2,800 坪
開業予定 平成22 年11 月中~下旬
施設概要 日用雑貨・衣料・家電製品等に加え、野菜・肉・魚等の生鮮食品や惣菜・ベーカリー等も取り揃える、スーパーセンター業態を核に専門店を配した複合施設

TWO-ONE STYLE 春日原店
企業名 株式会社ナフコ
店舗面積 約4,700 坪
開業予定 平成22 年10 月14日
施設概要 家具及びインテリア、ホームファッション生活雑貨全般
※TWO-ONE STYLEは、ナフコ社長の長女(専務)が取り仕切っている事業である。 

ケーズデンキ春日店
企業名 株式会社九州ケーズデンキ
店舗面積 約1,500 坪
開業予定 平成22 年10 月中
施設概要 「その場でうれしい現金値引き」をモットーに、薄型テレビ、パソコン、デジカメ、冷蔵庫、洗濯機など品揃えが豊富な大型家電量販店福岡県に初出店

なお、「春日フォレストシティ」は前述のとおり、広大な敷地、エリアごとに順次オープンをしていく予定。
上記の3 店舗については、当面賃料収入等を得る収益案件として保有し、住宅エリアについては、本年3 月より売却を開始している。・・・としている。
 

[ 2010年10月14日 ]
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