アイコン 熊大ベンチャー㈱トランスジェニックが遼寧MEDI Biotechnologyとライセンス契約

㈱トランスジェニック(マザーズ)と遼寧MEDI BiotechnologyCO LTD (遼寧MEDI社)は、11 月25 日、中国における尿サンプルによる癌診断薬開発目的の同社抗体使用に関する独占ライセンス契約を締結しました。
このたびの独占ライセンス契約は、トラ社の尿中がんマーカーの中国体外診断薬市場への展開を目指すものである。トラ社は、体外診断薬の研究開発・製造販売および臨床研究の事業を展開している遼寧MEDI社と共同で、尿中がんマーカー抗体を用いた体外診断薬の開発を進め、中国における尿サンプルによる癌診断薬の承認に向けて検討を開始する。 

また、本契約に基づき、トラ社は、遼寧MEDI社に開発に必要な抗体及び測定キットを有償提供するとともに、遼寧MEDI社より開発状況に応じたマイルストンフィーならびに販売金額に応じたロイヤリティーなどの対価を受領することになる。
遼寧省:4,300万人、
中国における悪性腫瘍(癌)患者は、罹患者数年間282万人(日本:62万人)、死亡者数年間195万人(日本:34万人)と死亡原因の一位であり、早期診断が強く求められている。

 

トラ社は山村前社長(熊大教授)の技術を基にした大学ベンチャー。医薬品開発を促進するためのマウス製造技術で優位性を持ち、遺伝子破壊マウス)、抗体、試薬販売、食品などの事業へ展開している。同社は万年赤字であるが、こうして売上高は確実に上昇してきている。

九州大学は、税金だけで研究開発を行っているが、熊大ベンチャーの同社は、資本市場から資金を調達して研究開発している。その違いは今後大きなものとなろう。
清華大学は世界の大学として認められているが、その昔、国家予算がなく、自分の飯は自分で食えとのお達しで、産学共同研究を他大学と競い合いながら強力に推進させたからこそ今日がある。
九州大学は早う 上場企業の一つや二つ作ってください。
元岡の山ん中で危機感もなくなり、のんびり日向ぼっこでは取り残されますぞ。


 

[ 2010年11月26日 ]
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