アイコン 風呂釜のノーリツ/中間期 利益回復、売上高回復基調

同社は、低空飛行の新築着工軒数の伸び悩みリに対して、フォーム需要の掘り起こしを狙いとして、全国ショールームでの「くらし快適エコライフフェア2010」の開催、業務効率化とサービス向上を目的として、施工業務、アフターサービス受付業務のノーリツへの統合、また海外においては能率(上海)住宅設備有限公司の工場の新ライン稼動による生産増対応、普及価格帯テーブルコンロをはじめ市場ニーズに合った新商品の発売等「コスト構造の見直し」と「成長に向けた仕掛け」の2大テーマに沿ったさまざまな活動を展開している。

① 温水・空調機器
温水・空調機器分野では、高効率ガス温水機器「エコジョーズ」、高効率石油給湯機「エコフィール」など環境配慮商品が順調に販売台数を伸ばした。また海外では中国を中心に景気回復により、計画を上回る結果となった。その結果、全体の売上高は871億84百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益は34億64百万円(同100.3%増)。
② 住設システム機器
住設システム機器分野では、専任の販売体制を強化し、システムバス「クレッセ」、システムキッチン「ジャストリフォームキッチン」など独自性のある商品を軸に販売拡大に努めた。また、事業体制のスリム化によるコスト低減により、売上高は134億13百万円(同3.0%増)、営業損失は3億5百万円(前年同期は11億77百万円の営業損失)。
③ 厨房機器
厨房機器分野では、需要が緩やかに回復する中、特に取替えでの販売が好調に推移し、売上高は170億21百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益は2億46百万円(同5.5%減)。
以上の結果、その他業種も含め業績は次の通り。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期第②四半期
119,693
1,491
1,829
191
11年3月期第②四半期
124,007
4,094
4,285
2,156
前期②比
103.6%
274.6%
234.3%
1128.8%
11年3月期通期予想
174,000
7,000
7,700
4,200
10年3月期実績
169,350
4,369
4,821
838

売上高はピークには届かないが、利益は回復してきている。急激な景気後退の試練により、足腰が強くなってきた。

[ 2010年11月 1日 ]
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