ソニー/中間期 円高で売上増帳消し
同社の業績は回復気味であるが、欧米での売上増が米ハゲタカと中華ハゲタカによるドル安・ユーロ安誘導で、帳消しされ全体で4.1%増にとどまった。
・液晶テレビは、バルセロナ工場売却など構造再編続くが、販売数量増と回復してきている。
・プレイステーションのゲーム事業及びPCの貢献があったネットワークプロダクツ&サービス分野が連結営業損益改善に大きく寄与している。
・優秀な人材が多いソニー生命は堅調に推移して儲け頭の一つに成長
・事業構造改革の進展により、売上原価率、販売費及び一般管理費比率が改善してきている
・連結営業損益は、為替の悪影響があったものの、前年同期の損失から大幅に改善し、当四半期は687億円の利益を計上
・下半期は厳しい事業環境を想定するが、第2四半期の好調な業績により、通期営業利益見通しを上方修正している。
・映画事業も「バイオハザードIV アフターライフ」、「ベスト・キッド」など大型分があり好調に推移、まだ低調なのは音楽分野だけとなっている。
連結/百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期利益
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第②四半期 | 3,261,063 | -58,292 | -49,970 | -63,401 |
11年3月期第②四半期 | 3,394,201 | 135,667 | 141,620 | 56,883 |
前期②比 | 104.1% | |||
11年3月期通期予想 | 7,400,000 | 200,000 | 200,000 | 70,000 |
[ 2010年11月 2日 ]
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