ビジネス・ワンホールディングス/中間決算 回復基調へ
同社は、長崎のソフト会社をCREが買収、その後CREがやりっ放しの不動産開発に取り組み、サブプライムローン問題で野垂れ死にしたことから、完全に地場資本の尾崎体制になった不動産会社である。
同社は不動産業界の状況につき、マンション販売については消費者の購入意欲の回復が見られ東京都区部エリアの用地価格が上昇、また戸建てではリフォーム事業の拡大がみられる。
しかしながらこのような動きは都心部を中心としており、地方圏での回復にはまだ時間を要する見通しであり、地域格差が顕著になる可能性も指摘されている。このような状況のもと、営業体制の強化を目的として、本年7月1日付けで各事業部を統括する営業本部を新設した。これにより、より強固な営業収益体制の確立を目指し、各事業部門の利益確保を意識して事業を進めグループ全体の業績向上を目指しているとしている。
同社は何れ分譲マンションの開発へ展開すると思われるが、時期尚早として沈黙を守っている。
なお、同社に深く関わっていたソロンの関連会社㈱ゼンズーは、7月に3,500株売却して、2,600株の持株残となり、第2位の大株主から6位に後退、主要株主から外れている。同社の筆頭株主はパチンコ「ワンダーランド」の平興産総帥平本敏夫氏(個人所有)である。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第②四半期 | 446 | 18 | 8 | 8 |
11年3月期第②四半期 | 926 | 37 | 24 | 21 |
前期②比 | 207.6% | 8.0% | 300.0% | 262.5% |
11年3月期通期予想 | 1,600 | 64 | 48 | 40 |
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