詳細は、（1）九州の遊園地（グリーンランド）は、春休みやゴールデンウイークを中心に順調な集客を図ることができた第２四半期累計期間（１月～６月）に引き続き、猛暑であった７月８月も高速道路料金の休日割引制度による遠距離客の増加傾向が持続、また、プール入場者の増加やさのよいファイアーカーニバル、お盆期間中の入場者増加などにより好調に推移した。９月には、昨年にあった５連休（シルバーウイーク）が、本年は３連休となる減少要因があったものの、売上高は前年同期比36百万円増加（＋1.3％）の28億61百万円となった。
北海道の遊園地は、九州と同様に好調であった第２四半期累計期間に引き続き、高速道路無料化社会実験で、旭川方面から遊園地が所在する岩見沢までが、６月末より無料となった効果や、７月17・18日に遊園地内を含む「いわみざわ公園」エリアの３ステージで40組以上の有名なミュージシャンが参加し開催され２日間で２万人を超す人々が全国から集まった「JOIN ALIVE」で、遊園地内会場使用料や遊具・売店売上などが生じたことなどにより、７月８月も好調に推移した。９月には九州同様に連休日数減少による減少要因があったものの、売上高は前年同期比14百万円増加（＋2.7％）の5億68百万円となった。
その他の遊園地事業を加えた結果、遊園地事業の売上高は、前年同期比43百万円増加（＋1.3％）の3,459,483千円となり、営業利益は前年同期比51百万円（＋1.4％）の3億83百万円となった。

（2）ゴルフ事業は、直営３ゴルフ場において、平成19年の韓国蔚山市や釜山市周辺で有名な蔚山カントリークラブとの相互施設利用契約締結に続き、さらに本年６月には、㈱韓・Ｋがソウル市を中心に会員権の独占販売を行っている、中国南山グループの所有するゴルフ場との相互施設利用契約を締結した。これにより韓国における同社３ゴルフ場の知名度向上エリアをさらに拡大するとともに、広川・大牟田両ゴルフ場の会員権の価値向上及びグリーンランドリゾートゴルフコースの付加価値向上に努めた。また、新たな企画コンペを開催するとともに、女性ゴルファーの満足度向上を図るためにパウダールーム設置やロッカールームのリニューアルなど利用拡大に努め集客の増加を図った。しかしながら、競合他施設との競争激化や例年になく猛暑であった悪影響により、大牟田ゴルフ場では前年同期並みに推移したものの、グリーンランドリゾートゴルフコースや広川ゴルフ場では利用者数・売上高ともに減少した。

（3）九州のホテルでは、韓国人宿泊者は最近の急激な為替レートの変動により増加率が足踏み状態となっているが、総じて回復基調にあり、また、夏休み期間中の宿泊も好調であるなど宿泊料飲部門で好調に推移した。宴会部門では微減となったものの、売上高は前年同期比54百万円増加（＋5.6％）の10億31百万円となった。
北海道のホテルでは、従来のホテルサンプラザに加え、岩見沢市より指定管理者に指名されました北村温泉ホテルが、８月１日からリニューアルオープンしたことから、その売上を加えた結果、売上高は前年同期比25百万円増加（＋7.9％）の3億46百万円となった。
その結果、ホテル事業の売上高は前年同期比80百万円増加（+6.2％）の13億78百万円となり、営業利益は前年同期比27百万円増加（＋194.3％）の41百万円となった。