アイコン 家具製造販売代表 大塚家具/第三四半期 厳しさ続く

同社は、新築住宅着工件数の激減を受け苦戦したままであるが、一方でイケヤやニトリに市場を駆逐されているのも現実である。
同社は、春の需要期に向けた「トータルインテリアフェア」や、買い替え需要喚起を狙った「お買い替えサポートフェア」、「スペシャルベッドフェア」を行うなど、積極的な販売促進に努めた。店舗については、3月にポルトローナ・フラウ日本橋を閉店、効率化を図るとともに、今後の営業戦略に適した店舗網構築のため、9月に幕張ショールームを閉店して有明本社ショールームに統合。同じく9月には、法人取引全体の再構築のため、日本橋店と法人営業部・建装部を組織統合した。

しかしながら、厳しい外部環境の影響を排除するには至らず、新築住宅用の主力アイテムであるリビング家具(応接・リビングボード)が128億28百万円(前年同期比6.5%減)、ダイニング家具が79億9百万円(前年同期比5.4%減)となる一方、ジュータン・カーテンは34億78百万円(前年同期比5.3%増)とな
り、店舗部門売上高は408億41百万円(前年同期比3.8%減)となったとしている。
 高級住宅や高級分譲マンションなどにおいて、ハウスメーカーやデベロッパーとの営業提携なども必要となっているように思われる。チラシも全く見らなくなった。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年12月期第③四半期
43,339
-1,018
-917
-1,096
10年12月期第③四半期
41,906
-334
-201
-119
前年同期比
96.7%
 
 
 
10年12月期通期予想
59,041
151
289
39

[ 2010年11月 8日 ]
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