アイコン 大和ハウス/中間期 急回復へ

大和ハウス同社は中間期について、当業界につき、非課税措置の拡大、住宅ローン金利優遇策、住宅版エコポイント制度等、住宅需要刺激策の効果もあり、持家や分譲マンションについては持ち直しの兆しがみられたが、新設住宅着工戸数全体としては低調に推移。このような経済状況の中で、同社は更なる経営の効率化に取り組むことが緊急の課題であるとの認識にたち、「コア事業の提案力強化」「成長市場への規模拡大」「財務の健全性維持と収益力の向上」をテーマに各事業の業績向上に取り組んできたとしている。分野別には次の通り。

<戸建事業>
「コア事業の提案力強化」の一つである戸建住宅事業については、戸建住宅商品の基幹商品である「xevo(ジーヴォ)」シリーズに、家族構成やライフステージの変化にあわせて、住まい方を変えることができる二世帯同居住宅「xevoYU(ジーヴォ・ユウ)」を加え、商品ラインアップの拡大を図った。以上の結果、当事業の売上高は1,615億52百万円、営業利益は72億53百万円。

<賃貸住宅事業>
賃貸住宅事業は、綜合警備保障(ALSOK)とのコラボによる防犯性に配慮した賃貸住宅商品「セジュールウィット-S」「セジュールオッツ-S」を、都心部の狭小地や間口の狭い敷地にも柔軟に対応できる4階建都市型賃貸住宅商品「アバンウェル ディッツォ」を発売。 
当業界も非課税措置の拡大、住宅ローン金利優遇策、住宅版エコポイント制度等、住宅需要刺激策の効果もあり、持家や分譲マンションについては持ち直しの兆しがみられたが、新設住宅着工戸数全体としては低調な推移となっている。このような経済状況の中で、同社は、更なる経営の効率化に取り組むことが緊急の課題であるとの認識にたち、「コア事業の提案力強化」「成長市場への規模拡大」「財務の健全性維持と収益力の向上」をテーマに各事業の業績向上に取り組んでいる。以上の結果、当事業の売上高は2,438億43百万円、営業利益は240億72百万円となりました。

<マンション事業>
マンション着工戸数は、フラット35Sや住宅ローン減税等の優遇策の影響を受け、若干の回復基調となった。そのような環境の中で、マンション部門は、24時間有人管理等のセキュリティシステムや、スカイラウンジ等の充実した共用施設・サービスを取り入れたツインタワー超高層免震分譲マンション「プレミスト千早タワーツインマークス」(福岡市)を発売した。以上の結果、当事業の売上高は568億4百万円、営業損失は▲2億57百万円。

<住宅ストック事業>
住宅ストック部門では、グループ内の連携を深めることにより、営業・設計・工事・点検診断体制を整備し、技術力の向上に努めた。また、住宅版エコポイント制度を切り口にした営業活動により、戸建住宅のリフォーム受注件数が拡大した。集合住宅につきましては、太陽光発電装置の設置をオーナーに積極的に提案することにより、リフォーム受注件数が拡大した。以上の結果、当事業の売上高は285億7百万円、営業利益は19億7百万円となった。

<商業施設事業>
商業施設部門は、豊富な土地情報とテナント企業の出店支援ノウハウを活かし、ロードサイド店舗を中心とした企画提案型営業を推進した。また、平成22年4月に複合型商業施設「フォレオ菖蒲」(埼玉県)をオープンさせるとともに、「クイズモール博多」(福岡県)の名称を「フォレオ博多」に変更、新たなテナントの激安ディスカウントストアー「ルミエール」を迎えてリニューアルオープンした。商業施設を運営する大和リースでは、小商圏で成立するオープンモール型商業施設「フレスポ」等を全国展開しており、新たに「フレスポ伯耆」(鳥取県)、「フレスポ西風新都」(広島県)、「フレスポ六丁の目」
(宮城県)をオープンし、合計124ヶ所を展開している。以上の結果、当事業の売上高は1,338億31百万円、営業利益は169億94百万円となった。

<事業施設事業>昔の特建事業部門
事業施設部門では、グループの強みを横断的に活用し、大規模な物流センターや企業の統廃合による販売拠点、生産施設または食品製造施設の建築に取り組むとともに、有料老人ホーム・高齢者専用賃貸住宅等の高齢者住宅に関する提案を積極的に行った。さらに、環境エネルギー関連企業の設備投資をターゲットとした営業活動にも注力した。以上の結果、当事業の売上高は985億4千2百万円、営業利益は82億8千3百万円となった。

<健康余暇事業>
リゾート部門(リゾートホテル)では、長引くデフレの影響により、消費者の節約志向が依然として強く、厳しい環境が続いておりますが、満足いただき、リピーターとして再度お越しいただくために、上質なサービスの提供に努めた結果、ゴールデンウィークや夏休み期間を中心に、昨年度より多くのお客様にご利用いただいた。
フィットネスクラブ部門では、平成22年5月に「スタイルフィットネスNAS ANNEX」(東京都)をリニューアルオープンするとともに、新規出店として平成22年6月には大人の社交場をコンセプトにした「プレミアムスポーツクラブNAS銀座」(東京都)を、平成22年7月にはフィットネスを軸に音楽やダンス、アミューズメントを融合させた新しい空間として「プレミアムスポーツクラブNAS六本木」(東京都)をオープンした。以上の結果、当事業の売上高は302億10百万円、営業損失は73百万円となったとしている。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期第2四半期
804,460
38,748
38,715
21,359
11年3月期第2四半期
821,901
46,826
47,532
28,910
前期2比
102.2%
120.8%
122.8%
135.4%
11年3月期通期予想
1,660,000
85,000
80,000
36,000
10年3月期実績
1,609,883
62,714
60,036
19,113

[ 2010年11月10日 ]
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