アイコン 鳥越俊太郎氏の実家 鳥越製粉/第三四半期 通期では前年並み

製粉の中堅グループトップ。九州が地盤、ミックス粉等に独自の強み。焼酎向け精麦もトップ
同社は製粉業界について、本年4 月から輸入小麦の政府売渡価格が引き下げられたことに伴い製品価格の値下げを実施するなど、経営環境は一段と厳しさを増している。このような状況の中にあって当社グループは、中期経営計画「C&CフェーズⅡ」に基づく諸施策の実施に取り組むとともに、日本初のフランスパン専用小麦粉「フランス」印発売50 周年を記念した各種販売促進キャンペーンの実施や「パン・菓子用米粉ミックス」をはじめ当社オリジナル商品の販売推進に努めるなど積極的な販売活動を展開した。

当第3 四半期連結累計期間の売上高は、製品価格の値下げの影響などにより、156億82百万円(前年同期比▲12.6%減)。収益面におきましては、減収に加え物流費、IT 投資関連費用をはじめとした諸経費が増加したことなどにより、経常利益は14億88百万円(前年同期比▲22.4%減)、四半期純利益は投資有価証券評価損の発生もあり7 億97百万円(前年同期比▲29.9%減)となった。部門別の状況は次のとおり。
〔食品部門〕
(1)製粉については、フランスパン専用小麦粉の出荷は上伸したが、小麦粉全体の出荷が前年同期を若干下回ったことに加え、製品価格の値下げの影響もあり、売上高は77 億61百万円(前年同期比▲17.7%減)。
(2)食品については、「米粉ミックス」をはじめ当社オリジナル商品の販売推進に努めたが、競争激化と製品価格の値下げの影響により、売上高は54 億55百万円(前年同期比▲7.0%減)となった。・・・鯛焼き用でえらく儲かっている。
(3)精麦については、新規開拓など積極的な営業活動を推進した結果、出荷は上伸したが、製品価格の値下げの影響を吸収できず、売上高は20 億69百万円(前年同期比▲7.3%減)となったとしている。
 しかしながら通期予想では、何か魔法を使い、ほぼ前年並みをキープする予定である。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年12月期第③四半期
17,944
1,873
1,918
1,136
10年12月期第③四半期
15,682
1,424
1,488
797
前年同期比
87.4%
76.0%
77.6%
70.2%
10年12月期通期予想
23,100
2,420
2,490
1,470
09年12月期実績
23,966
2,419
2,484
1,426

[ 2010年11月10日 ]
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