住友林業/中間期 明るい見通しの説明
<事業別状況>
(1)木材建材事業
国内における木材・建材流通事業及び建材製造事業においては、市況回復を背景に取扱商品の需給バランスが改善したことにより、販売数量が増加し、販売単価も上昇した。その結果、木材建材事業の売上高は1,814億59百万円、経常利益は22億44百万円となった。
(2)海外事業
ニュージーランドやインドネシアの建材製造会社においては販売数量が回復し、業績も改善した。また、オーストラリアでの住宅事業では販売が好調に推移した。一方、経済の回復テンポが遅い北米の住宅事業や操業間もない中国の建材製造事業において業績が低調に推移した。その結果、海外事業の売上高は126億10百万円、経常損失は4億2百万円となった。
(3)住宅事業
戸建注文住宅事業については、完工棟数が前年同期実績を上回ったこと等により売上高が増加し、またコストダウン等による完工利益率の改善や経費削減による効果等が影響し、経常利益も大幅に増加した。リフォーム事業は、事業基盤の強化もあり業績は好調に推移した。その結果、住宅事業の売上高は1,516億30 百万円、経常利益は48 億31 百万円となった。業績の先行指標となる戸建注文住宅の受注状況については、受注棟数はやや伸び悩んだものの、太陽光発電システム搭載比率の上昇や住宅外構工事の一体受注を進めたことに加え、当社独自の「ビッグフレーム構法」採用商品の受注が増加したこともあり1棟当り単価が上昇しました。その結果、受注金額は1,437億31百万円となり、前年同期比で1.9%増加した。
(4)不動産事業
不動産事業については、戸建分譲住宅の販売が好調となったほか、保有賃貸物件の売却益が収益に貢献するなど順調に推移した。その結果、不動産事業の売上高は259億22百万円、経常利益は5億18百万円となった。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第2四半期 | 336,759 | -1,145 | -446 | -1,552 |
11年3月期第2四半期 | 373,921 | 4,873 | 5,094 | 1,527 |
前年同期比 | 111.0% | |||
11年3月期通期予想 | 770,000 | 15,500 | 16,000 | 7,500 |
10年3月期実績 | 723,923 | 9,747 | 9,465 | 2,377 |
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