アイコン 春日フォレストシティの日本エスコン/第三四半期 ADRで再建中

中間期における同社は、
(1)分譲事業は、平成22年9月末時点において前期末在庫135戸を44戸に圧縮し、販売を促進した。これにより、売上高34億83百万円(前年同期比▲61.8%減)、営業利益1億92百万円(前年同期は営業損失▲3億52百万円)となった。
(2)不動産企画販売事業は、仲介案件等の売上を計上し、売上高3億24百万円(前年同期比17.8%増)、営業利益1億84百万円(前年同期は営業損失▲8億03百万円)となっ。
(3)不動産関連業務受託事業不動産関連業務受託事業は、小型のコンサルティング業務を中心に売上を計上し、売上高61百万円(前年同期比▲30.5%減)、営業利益17百万円(前年同期比▲35.3%減)。
(4)アセット開発事業は、最優先事項である資産の圧縮に注力し、福岡春日プロジェクト(春日フォレストシティ)における戸建エリアの一部売却、保有物件の賃料収入等により、売上高55億76百万円(前年同期比53.3%増)、営業利益8億58百万円(前年同期は営業損失▲26億65百万円)となった。

今後については、
(1)分譲事業は、ネバーランドブランドは関西での知名度も高く、また、ファミリータイプの住宅は景気の変動に拘わらず底堅い需要が見込める。永年の事業展開により、ブランド価値は評価いただけるものと考え、今後もコア事業として経営資源を集中していく。
(a)未着工プロジェクトは、経済合理性に基づき、各プロジェクトについて、素地売却又は事業化を決定、早期に事業収益(竣工販売)を確保すべく事業を推進する。
(b)新規プロジェクトは、分譲事業をコア事業として位置づけ、良質の物件を厳選して仕入に着手し、早期に事業収益を確保すべく、事業を推進していく。
(2)アセット開発事業は、
(a)大規模開発案件は、昨今の景気環境においては売却を急ぐのは損失を拡大することに繋がるおそれがあり、追加の投資を抑えながら、資金化を目指していく。多額の投資であるため、資産価値の毀損を回避することに集中し、プロジェクトを実現させ、拡大ではなく、確実な売却による資金の回収を実現するべく経営資源を投入する。
(b)開発済みプロジェクトは、バリューアップを図りつつ、事業展開することにより、一定の賃貸収入を確保できているが、資産規模を適正規模にまでスリム化するため、外部売却を推進していく。
一方、現状では不動産の価格相場が低迷しており、売却を急ぐのは損失を拡大することに繋がることから、資産規模・賃貸収入・売却益を勘案しながら適正規模まで資産のスリム化を実施することに経営資源を投入し、追加資金は原則バリューアップ・メンテナンスに限定して、安定収益を確保していく。
(c)未着工プロジェクトは、既に仕入を行っている物件については資金投入を行わず、損失の拡大を抑える方向で売却を優先事項とし、外部売却により資産のスリム化を図る。

春日フォレストシティは、春日原ゴルフ場の9Hを潰して開発されたが、当開発条件としてゴルフ会員の守る会と既存の残り9Hの上(山側)に新たに9Hを造る計画の約束であった。しかし、同社は当初の約束を守らず、既にシレンゴレンにしてしまったようである。 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年12月期第3四半期
13,408
-4,224
-5,563
-9,219
10年12月期第3四半期
9,447
871
230
1,805
前年同期比
70.5%
 
 
 
10年12月期通期予想
22,200
1,500
800
2,400
09年12月期実績
27,235
-7,424
-9,159
-8,685
08年12月期実績
35,492
941
-1,535
-10,895
08年12月期実績
10,306
372
662
438
10年12月期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
55,068
4,713
4,713
8.6%

 
[ 2010年11月15日 ]
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