アイコン ミサワホーム/中間期 少しだけ持ち直しているが同社は前期並み

同社は、住宅業界について、過去最大規模の住宅ローン減税や贈与税の軽減措置拡大、本年から新設された住宅エコポイント制度など、政府の諸施策の効果により上期の新設住宅着工戸数が前年同期を6.2%上回るなど、持ち直しの動きが見られるようになったが、経済状況と同様に、まだ完全な回復基調には至っていない。このような事業環境のなか、当社は4月に木質系住宅「GENIUS(ジニアス)彩日の家」と、鉄骨系ハイブリッド住宅「HYBRID CRIE(クリエ)」、6月に賃貸住宅の「Belle Lead Fits(ベルリードフィッツ)」、さらには7月にインターネットによる住宅販売サイト「MISAWA WEB DIRECT(ミサワ・ウェブ・ダイレクト)」用の商品で初めて太陽光発電システムを標準搭載した「太陽の家 attic(アティック)」を発売するなど、商品ラインアップの充実に努めてきた。また、平成6年に発売した当社の主力商品「蔵のある家」が順調に受注を伸ばし、9月末には累積で50,197棟の受注を達成した。

成長市場であるリフォーム分野においては、新たに非住宅建築物を対象とした耐震診断・補強工事事業を開始いたしました。また当社独自のノウハウによる物流システムを活用した運送サービスを提供するため「CSロジスティクス株式会社」や、住宅部品・建材をグループ以外へ販売拡大することを目的とした「テクノエフアンドシー㈱」を設立するなど、中期経営計画に基づく「事業ポートフォリオの最適化」を積極的に推進している。
さらに、建物の長寿命化という社会的ニーズに対応して昨年から本格展開している住循環システム「住まいるりんぐシステム」の内容をより一層充実すべく、平成22年7月1日以降契約分の木質系及び鉄骨系住宅を対象に、初期保証期間を構造体については20年を30年、防水については10年を15年、設備については2年を5年に延長した。これにより構造体、防水、白蟻、設備の4項目を総合すると業界最長レベルの保証制度を実現したとしている。
 以上のとおり良いことばかり記載しているが、住宅着工件数が少しだけ持ち直している中、同社の売上高が前期並みの理由は発表していない。しいて言えば前年同期比売上棟数が減ったとのことである。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期第2四半期
174,392
4,285
3,659
1,419
11年3月期第2四半期
169,715
3,833
3,236
401
前年同期比
97.3%
89.5%
88.4%
28.3%
11年3月期通期予想
350,000
8,500
7,500
2,500
10年3月期実績
353,620
8,725
7,712
3,044
前期/予想比
99.0%
97.4%
97.3%
82.1%

[ 2010年11月15日 ]
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