アイコン ニッケの日本毛織/11月決算 増収増益

同社は「NN120第1次(2009~2011)中期経営計画」を策定し、経営の基本戦略が共通する6事業領域・全方位で、限定せず、内向きにならず、外に向かうという方針のもと、成長発展を目指している。
衣料繊維事業については、開発力の機能強化・生産体制の効率化を目的に国内外のグループ会社の再編を実施、
開発事業においては、収益性の低い物件を譲渡しその代替として収益性の高い賃貸用不動産を取得するなど資産の入れ替えを進めてきた。
コミュニティサービス事業においては、キッズ向け屋内型会員制遊戯施設事業における新店のオープンや新たにビデオレンタル等のフランチャイズビジネスに参入するなど、新規事業を積極的に展開している。

同社の主力事業である衣料繊維事業はウール(天然繊維)は、主素材とした衣料用の素材・商品の開発・製造・卸売りを行っている。
売糸は、原毛価格の高止まりを背景に、販売価格が前年より上昇し、織物用糸では増収となりましたが、横編み需要が低調であった編物用糸は若干の減収となった。
学校向け制服用素材は、景況感の悪化に伴い、モデルチェンジ実施校の減少・流通段階における在庫調整の継続・買い控えの影響などを受け、減収となった。
官公庁向け制服用素材は、予算削減という厳しい市場環境が続くなか、積極的な企画・開発提案が受注に結びつき、増収となった。

一般企業向け制服用素材は、高機能・高付加価値素材がマーケットで評価されたが、大口物件の減少が影響して減収となった。
メンズ・レディース向け素材並びに衣料製品は市場の冷え込みが著しく、減収。
海外向け販売は、米国での低価格化による他繊維へのシフト、欧州での市場冷え込みによる買い控えの影響などを受け、減収となった。
以上の結果、衣料繊維事業の当連結会計年度の売上高は380億円弱となっている。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年11月期決算
82,534
2,799
2,451
797
10年11月期決算
84,381
4,617
4,733
2,148
前期比
102.2%
165.0%
193.1%
269.5%
11年11月期通期予想
91,000
5,500
5,450
3,000

同社の6つの領域とは:衣料繊維事業、資材事業、エンジニアリング事業、開発事業、コミュニティサービス事業生活理由通事業である。

[ 2011年1月17日 ]
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