フィデック/ドン・キホーテらから20億円資本調達/第③四半期
フィデックはドン・キホーテ等に第3者割当増資を行い、20億円を調達して、債務超過を解消した。それに加えシンジケートローンとして債権買取資金の確保を目的とした152億円を確保した。同社のビジネスは、手形発行している企業の手形を支払先から一定金利を取り買い取る売掛金・手形債権の流動化事業を行っている。事業としての妙味はある。
まっとうに業務遂行していれば問題なかったが、破綻したゼクスに関しては、いい加減な債権購入を続け、82億円の損害を出し実質破綻したものの、ドン・キホーテが支援企業として愛の手を差し伸べ再建方針が打ち出されていた。
当割当増資で、ドン・キホーテ48.60%、オーエムツーネットワーク5.12%、焼肉牛太2.56%となり、この3社だけで56.28%の持株比率となった。
こりで、前2期と今期でゼクスの祟りからも開放されよう。
今回のシンジケートローンもドン・キホーテの増資引受金の振込確認により締結された。これで、同社の再建も本格化する。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年3月期第3四半期 | 1,523 | 102 | 128 | -2,577 |
10年3月期第3四半期 | 1,649 | 355 | 387 | -2,312 |
前第3四半期比 | 108.3% | 348.0% | 302.3% | |
11年3月期通期予想 | 2,174 | 293 | 336 | -2,454 |
10年3月期実績 | 2,028 | 74 | 112 | -3,393 |
09年3月期実績 | 3,248 | 794 | 757 | -4,812 |
通期予想/前期比 | 107.2% | 395.9% | 300.0% | |
11年3月期第3四半期 | 総資産 | 純資産 | 自己資本 | 自己資本率 |
15,242 | -693 | -747 | -4.9% |
[ 2011年1月28日 ]
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