長崎皿うどんのリンガーハット/2月第3四半期 利益改善途上
同社は長崎ちゃんぽんのリンガーハットと、とんかつの浜勝を主に展開しているが、ちゃんぽんは価格と商品戦略が奏功しているものの、浜勝は不況により苦戦している。
同社は、長崎ちゃんぽんは「日本の野菜」100%のメニュー展開や「日本の小麦粉」を100%使用したちゃんぽん麺の増量サービス等、ニーズにあった商品展開を図るとともに、野菜国産化1周年記念商品『野菜たっぷり皿うどん』や、広島産牡蠣を使用した『かきちゃんぽん』を期間限定で販売した。
また、ロードサイド型店舗ではドライブスルー方式でのテイクアウト商品提供を14店舗で導入済み、今期中に80店舗まで拡大する計画である。フードコート型店舗を5店舗展開している、タイ産のフレッシュマンゴーをはじめ6種類のフルーツから選んで作る『長崎あんにん』の販売が好調で、販売店舗を拡大する計画である。
その結果、当第3四半期連結累計期間の既存店売上高前年比は105.3%とすることができた。新規出店は、岩手県への初出店を含め、計25店舗(うち直営19店舗、フランチャイズ6店舖)を出店した結果、店舖数は471店舖(うち直営363店舗、フランチャイズ108店舖)となった。
以上により、売上高は181億80百万円(前年同期比10.1%増)、営業利益は10億41百万円(同169.9%増)と大幅な増収増益を達成した。
とんかつの浜勝は、比較的客単価の高いとんかつ業態は苦戦を強いられ、当第3四半期連結累計期間の既存店売上高前年比は94.9%となった。新規出店はフランチャイズ1店舗を含む2店舗、また直営1店舗を閉店した結果、当第3四半期連結累計期間末の店舖数は111店舖(うち直営91店舗、フランチャイズ20店舖)。
以上により、売上高は67億90百万円(前年同期比3.0%減)。しかしながら、仕入単価低減や内製化による原価低減及び人件費等の経費管理の徹底を行った結果、営業利益は5億99百万円(同12.1%増)となったとしている。
浜勝はもっと落ち込んでいると思っていたら、そんなでもない。しかし、昨年既に減じていたこともあろう。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年2月期第3四半期 | 23,794 | 357 | 260 | 130 |
11年2月期第3四半期 | 25,370 | 1,119 | 997 | 566 |
前期第3四半期比 | 106.6% | 313.4% | 383.5% | 435.4% |
11年2月期通期予想 | 33,900 | 1,520 | 1,350 | 760 |
10年2月期実績 | 32,383 | 934 | 783 | 521 |
通期予想/前期比 | 104.7% | 162.7% | 172.4% | 145.9% |
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/