中央魚類/第3四半期 お魚価格底入れ
築地魚市場取扱高の筆頭である同社は、当第3四半期連結累計期間について、次の通り説明している。国内経済は、外需による輸出や生産の増加により、企業収益は緩やかながらも改善し、また、上半期における金融市場不安定化による影響や円高・株安傾向なども第3四半期には一服感が見られるようになったが、国内デフレ傾向や雇用・所得環境の悪化懸念など未だ拭い去ることができず、個人消費は依然として力強さを欠く状況が続いた。
同社グループが、主力事業を展開する水産物卸売市場業界では、上半期は全体として魚価は下落基調であったが、第3四半期に至って上昇に転じ、年末商戦は需要状態が堅調となって売上高、取扱数量とも増加するなど底入れ感が強まった。
このような状況のもと、当社グループの売上高は、1311億93百万円(前年同期比▲1.3%減)となり、営業利益は魚価の回復、粗利益率の向上、経費削減等により2億83百万円(前年同期比412.2%増)となり、経常利益は5億55百万円(前年同期比82.2%増)となったが、投資有価証券評価損を主たる原因とする特別損失が響いて、四半期純損益は▲8億98百万円の純損失(前年同期は149百万円の四半期純利益)となったとしている。
魚は世界から輸入されており、円高効果ないのかなぁ? 景気底入れなのかなぁ?
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年3月期第3四半期 | 132,945 | 55 | 304 | 149 |
10年3月期第3四半期 | 131,193 | 283 | 555 | -898 |
前第3四半期比 | 98.7% | 514.5% | 182.6% | |
11年3月期通期予想 | 170,000 | 200 | 550 | -940 |
10年3月期実績 | 172,437 | 18 | 315 | 499 |
通期予想/前期比 | 98.6% | 1111.1% | 491.1% |
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