パナホーム/第3四半期 増収増益
同社は、住宅業界について、市況の本格的回復には至っていないものの、過去最大規模の住宅ローン減税、住宅ローンの貸出金利の優遇、贈与税の軽減措置の拡大および住宅エコポイント制度など諸施策の効果により、持家の新設着工が前年を上回る状況が続いており、持ち直しの兆しが見られる。
このような状況のなか、地球環境に配慮するとともに住生活文化の発展に貢献する『住生活産業No.1の環境革新企業』を目指して、事業活動を展開した。
戸建請負事業においては、「長期優良住宅」認定基準に標準対応し、環境性能に優れた商品を普及価格帯から取り揃え、幅広い顧客層に提供した。また、光触媒技術により、長期にわたって美しさを保ち、空気浄化機能で環境にも貢献するタイル外壁『キラテック』の強みを訴求するため、全国一斉販促キャンペーンを実施したことなどにより、受注が堅調に推移した。
商品・技術開発面では、パナソニックグループの環境技術を結集した『CO2±0(ゼロ)住宅』の研究棟を建設し、平成23年度中の商品化を目指して実証試験を進めている。
資産活用事業においては、高齢化が急速に進行し、高齢者向けの住まいの必要性が高まる中、「ケア付き高齢者専用賃貸住宅・一括借上げシステム」の提供や、全国で医療・介護事業者様向けセミナーを開催し、当社独自のコンサルティングサービスについて訴求するなど、高齢者向け住宅の販売を促進した。
リフォーム事業においては、新聞や雑誌、ウェブなどによる幅広い広告展開や、リフォームイベントの開催を通じ、木造やマンションなどを対象とした大規模増改築への取り組みについて認知度向上を図りました。また、情報発信とコンサルティング営業の拠点としてリフォームプラザを開設し、潜在顧客との接点を強化するなど、事業の基盤作りに注力したとしている。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第3四半期 | 178,876 | 877 | 497 | -330 |
11年3月期第3四半期 | 190,241 | 3,714 | 3,658 | 982 |
前第3四半期比 | 106.4% | 423.5% | 736.0% | -297.6% |
11年3月期通期予想 | 270,000 | 8,000 | 8,000 | 3,300 |
10年3月期実績 | 260,388 | 5,343 | 5,141 | 2,428 |
09年3月期実績 | 284,625 | 9,492 | 9,559 | 2,947 |
08年3月期実績 | 293,616 | 8,757 | 9,402 | -606 |
通期予想/前期比 | 103.7% | 149.7% | 155.6% | 135.9% |
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