宇部市の薬品卸会社の常盤薬品/大塚H上場で約34億円株評価益発生
山口県宇部市の薬品卸会社の常盤薬品(ジャスダック)は、大塚Hの株を160万株所有しているが、これまで大塚Hが非上場だったため取得原価で計上していた。大塚Hが上場したことから時価計上するとしたものの、ナント取得原価200万円が34億72百万円(上場初値2170円)、1月5日の終値の2,054円でも32億86百万円と大化けしている。
決算期 | 2009年5月期 | 2008年5月期 | 2010年5月期 | 2011/5期予想 |
売上高 | 54,689 | 55,506 | 54,441 | 54,824 |
営業利益 | 510 | 474 | 114 | 248 |
経常利益 | 632 | 727 | 318 | 469 |
当期利益 | 333 | 390 | -121 | 251 |
総資産 | 25,642 | 23,802 | 24,968 | |
自己資本 | 8,214 | 8,301 | 7,983 | |
資本金 | 607 | 607 | 607 | |
有利子負債 | 400 | --- | --- | |
自己資本率 | 32.00% | 34.90% | 32.00% |
同社の株価は10月まで業績を反映して250円前後であったが、大塚Hの上場で330円まで上昇、その後調整され、1月5日現在305円となっている。調整も済んでいることから、今期の業績次第では大化けするかもしれない。
なお、大塚Hの株式は売却しないことには、業績には反映されないが、貸借対照表では投資有価証券科目が増加して資産増に、自己資本も100億円台の大台に乗り、自己資本比率も現行の32.00%から40%まで高まることになる。
[ 2011年1月 6日 ]
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