イオン/第3四半期 利益回復へ
GMS事業の中核であるイオンリテールでは、グループインフラを活用したセールの実施や商品展開等によりお客さまのニーズにいち早く対応したことが奏功し、対前年同四半期比の既存店売上高は、第1四半期(3~5月)が96.5%、第2四半期(6~8月)は同99.1%、当第3四半期(9~11 月)には同103.6%まで大きく改善した。
当第3四半期累計期間においても、対前年同期比99.7%(内訳は、衣料:98.4% 食品:99.9% 住居余暇:101.2%)となった。また、季節商材の早期展開や商品動向に連動した仕入れコントロールの強化による在庫の削減に努め、当第3四半期累計期間の直営荒利益率が前年同期から0.3 ポイントの改善となったほか、設備費、人件費を中心とするコスト構造の見直しに引き続き取り組み、既存店販管費は対前年同期比95.9%となる等、営業利益は大幅増益となった。
・国内SM事業では、当期首より始動したマックスバリュ6社ならびに株式会社CFSコーポレーションより分社化したイオンキミサワをはじめとする各社が、より地域に根ざした店舗運営に努めるとともに、お客さまのニーズや競争環境に対応した店舗フォーマットによる新規出店ならびに既存店の改装を進めた。
厳しい消費環境のなか、低価格と高品質を両立した商品展開がお客さまからご支持いただき、国内SM事業合計の既存店売上高は、当第3四半期の3ヶ月連続で前年同月を上回った。また、コスト構造改革を継続したことにくわえ、グループの機能会社を活用した商品の共同調達や「トップバリュ」の展開を拡大したことが寄与し、国内SM事業合計で増収増益となった。
・ミニストップは、国内では、当期から取り組みを開始した加盟店に対する品揃えサポートを弁当、調理パン、デザート等においてより一層強化した。また、9月末のたばこの増税による値上がりを前にした駆け込み需要への対応、10 月と11 月には携帯電話向けのモバイルサイト会員を対象とした店内加工ファストフード部門のコーヒーを無料で提供する販促を期間限定で実施する等、お客さまの来店頻度向上に努め、当第3四半期累計期間の全店売上高は前年同期実績を上回った。
海外では、韓国ミニストップが順調な出店や天候に対応した品揃えを強化し増収増益となる等、同社連結業績においても増収ならびに大幅増益となった。
としている。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年2月期第3四半期 | 3,727,822 | 56,013 | 54,104 | -9,926 |
11年2月期第3四半期 | 3,732,302 | 93,358 | 101,128 | 49,121 |
前期第3四半期比 | 100.1% | 166.7% | 186.9% | |
11年2月期通期予想 | ||||
10年2月期実績 | 5,054,394 | 130,193 | 130,198 | 31,123 |
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