アイコン 建材のノダ/11月決算  黒字回復だが

同社は、2010年11月決算を次のように分析している。

<建材及び住宅関連工事部門>
快適生活をアシストする生活提案商品群の展開として、安心・安全UD(ユニバーサルデザイン)、子育て、ペット共生、リフォーム等をテーマに「ATELIA Plusα(アトリア プラスアルファ)6つの提案」を推進し、床材や建具類などの拡販に取り組んだ。また、国産材や針葉樹植林木合板、エコ素材MDFなどを使用した環境配慮型商品の品揃え拡充や販売力強化などへ取り組むとともに、コスト削減による競争力の強化、提案営業の強化等によりシェアの確保に努めた。この結果、売上高は住宅関連工事他を含め275億23百万円(前期比1.6%増)となった。

<繊維板部門>
MDF(中質繊維板、木チップ粉を固めたもの)は、居住空間の空気環境改善ニーズにいち早く対応した豊富な品揃えと安定した品質の製品供給体制のもと、長期優良住宅への活用など新規用途の開発や、コストダウンによる競争力の維持・強化に取り組んだ。また住宅の耐震強度への関心が高まるなか構造用としての提案や、木材資源の有効活用の機運等を背景に環境配慮型商品としての提案営業に努めた。特に当期はエコ素材MDFを基材とする建材製品の原材料への活用を促進するとともに、引続き収益性重視の営業展開を進めたことから外部への販売数量が減少し、売上高は31億21百万円(前期比▲12.2%減)にとどまった。

<合板部門>
長期低迷していた合板相場が持ち直し傾向となるなか、輸入合板についてはJAS基準に適合した製品の品揃えや品質管理の強化・徹底をはかるとともに、針葉樹合板については国産材の活用などによる環境問題への対応に努めた。また環境配慮型商品である集成材など取扱商品の拡充や、マーケットの新規開拓、新規用途の開発などによる高付加価値製品の拡販など積極的な営業展開に努めた結果、売上高は155億73百万円(前期比5.7%増)となったとしている。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年11月期
45,384
-1,375
-1,530
-1,631
10年11月期
46,218
1,205
1,237
1,438
前期比
101.8%
 
 
 
11年11月期通期予想
47,400
1,380
1,200
1,060

[ 2011年1月20日 ]
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