ジルコニウム触媒の第一稀元素化学工業/第3四半期 時流に乗り好決算見通し
同社の第3四半期累計期間における世界経済は、中国・インド・ブラジル等新興国の堅調な景気拡大に牽引され、緩やかな回復基調が継続した。しかしながら、一方で新興国の経済発展は、食料や資源等の需給タイト化を加速させ、様々な素材価格の高騰を招くことに繋がった。
国内経済においては、雇用環境の悪化や消費者の節約志向を背景としたデフレの進行は続いたものの、輸出企業を中心に設備投資の増額の動きも見られ、全般的に景気は回復傾向が続いた。同社の主要顧客である自動車業界では、中国・インド・ブラジル等新興国の新車販売が依然として好調であることに加え、米国でピックアップトラック・SUV等比較的大排気量車の販売が回復し始めており、世界全体の総自動車生産台数は拡大傾向が続いた。
このような状況の下、同社製品の主要な原材料の一つであるレアアースの価格が、中国の政策変更を受け大幅に上昇しており、特にレアアースを原材料として比較的多く使用する自動車排ガス浄化触媒材料等の当社製品は、販売価格の大幅な値上げに踏み切らざるを得なかった。
このため、全般に堅調な需要に支えられた数量増に加えて販売価格の上昇により、売上高は前年同期比で大幅な増加となった。収益面では、レアアース等の原材料価格は、同社の想定を上回る上昇を続けたものの、原料在庫等によりその影響にタイムラグがあることと増収効果により、営業利益・経常利益は前年同期比で大幅な増益となったとしている。
同社は、自動車排ガス浄化触媒、電材向けジルコニウム化合物の首位メーカー。燃料電池用途開発に注力。触媒63、電子材料・酸素センサー10、耐火物・ブレーキ材11、ファインセラミックス10、他6
となっている。今後燃料電池及び材料に期待される。
非連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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10年3月期第3四半期
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11,014
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1,093
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1,074
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849
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11年3月期第3四半期
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17,346
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3,213
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3,162
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1,961
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前第3四半期比
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157.5%
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294.0%
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294.4%
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231.0%
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11年3月期通期予想
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24,300
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3,000
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2,900
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1,800
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10年3月期実績
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15,488
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1,849
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1,855
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1,371
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通期予想/前期比
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156.9%
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162.2%
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156.3%
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131.3%
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[ 2011年1月31日 ]
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