アイコン 大塚家具/12月決算  まだ水面下

同社は、入館手続きの柔軟化などのショールームの新しい運営方法については、すでに年間を通じて実施し、来店客数の大幅増の成果を得ている新宿と福岡の既存2店舗に加え、10月にオープンした銀座ショールームにも同様のオペレーションを導入した。また、9月より、新機軸のテレビCM等による広告キャンペーンを展開し、イメージの刷新を図った。

店舗については、新店舗戦略に則して、3月にポルトローナ・フラウ日本橋、9月に幕張ショールームを閉店、共に有明本社ショールームに統合、また、12月に梅田ショールームを閉店して、大阪南港ショールームに統合した。同じく12月には、平成23年2月オープンの立川ショールームへの移転に向けて、多摩ショールームを閉店し、新店舗網構築は大幅に進捗しました。
売上高は、10月の新商品投入後の収納家具も前年を上回る売れ行きとなったが、新築住宅用の主力アイテムであるリビング家具、ダイニング家具が力強さを欠き、店舗部門売上高は556億87百万円(前期比1.8%減)。また、建装部門売上高は11億46百万円(前期比1.0%増)となり、その他売上を含めた全体の売上高は569億12百万円(前期比1.7%減)となったとしている。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年12月期
57,925
-1,451
-1,137
-1,490
10年12月期
56,912
-132
38
-255
前期比
98.3%
 
 
 
11年12月期通期予想
58,350
970
1,126
66

家具で勝負する大塚家具、生活雑貨を取り入れたニトリ・イケヤ・ナフコに押されており、今後システム家具に強いイケヤも各地に展開することから、高品質の同社家具の展開は、価格や限られたデザイン、住環境の変化により厳しく、多くを期待できないかもしれない。

[ 2011年2月21日 ]
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