丸紅建材リース/第3四半期 赤字転落へ
同社は大掛かりな地下鉄工事や港湾河川工事でもない限り、なかなか多くをのぞめなくなっている。しかし、公共工事は減るばかり。そうしたことから、ベトナムへ進出したが、そうするしかなかろう。
同社は次のように分析している。同社グループは、本業である重仮設事業強化のため、賃貸価格の適正化と工事受注強化を引き続き推進すると共に、平成22年4月30日公表の「ヒロセ㈱との業務提携に関するお知らせ」のとおり、国内においては、重仮設鋼材の相互補完供給体制の構築を進め、海外においては、既公表のとおり、ベトナム国ホーチミン市に両社50%出資による現地法人「丸建ヒロセベトナム㈲」を平成23年1月7日に設立。
また、平成22年11月には中国においては、鋼矢板工法の普及・発展と、重仮設鋼材の需要取り込みを目指し、伊藤忠丸紅鉄鋼グループと現地パートナーである中国鉄路物資グループと当社の3者で、重仮設鋼材のリース並びに販売を行う合弁会社を設立することに合意した。
しかしながら、国内での需要の減少が続く厳しい業界環境により、競争激化を余儀なくされたことから、賃貸価格及び販売価格の一段の下落が進み、それらの影響を大きく受ける形となったとしている。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第3四半期 | 14,112 | 114 | 137 | 82 |
11年3月期第3四半期 | 12,677 | -287 | -243 | -302 |
前第3四半期比 | 89.8% | |||
11年3月期通期予想 | 16,500 | -460 | -400 | -250 |
10年3月期実績 | 19,587 | 210 | 254 | 168 |
通期予想/前期比 | 84.2% |
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