メラミン化粧板のアイカ工業/第3四半期 建築業界にあり強し
<化成品>接着剤
接着剤系商品は、主力の木工・家具用途向け接着剤や建築用途の弾性接着剤の需要が回復し、塗床材や外装・内装仕上塗材「ジョリパット」も市場の回復や改修市場への積極的な展開を進めたことなどにより売上げを伸ばすことができた。また、自動車部材用途や太陽電池向けの接着剤及び有機微粒子等も堅調な伸びを示した。
このような結果、売上高は234億69百万円(前年同四半期比8.6%増)、営業利益(配賦不能営業費用控除前)は17億80百万円(前年同四半期比20.8%増)となった。
<建装材>メラミン化粧板
建装材商品は、大幅な刷新を図った汎用性の高い単色化粧板と指紋などの汚れが目立ちにくい特性をもつ高意匠メラミン化粧板「セルサス」が市場で高く評価されるとともに、メラミン化粧板・不燃化粧材・フィルムシート材等の柄連動システムの推進により販売の強化を図った結果、店舗・商業施設を中心に売上げを伸ばすことができた。
このような結果、売上高は165億89百万円(前年同四半期比7.2%増)、営業利益(配賦不能営業費用控除前)は28億33百万円(前年同四半期比16.0%増)となった。
<住器建材>引戸・不燃材
インテリア建材は、「マーレスⅡクラスSシリーズ」や医療・福祉施設向けの機能引戸「UD(ユニバーサルデザイン)コンフォートシリーズ」が市場で評価され売上げを伸ばすことができた。不燃化粧材「アイカセラール」は、キッチン以外の住空間に加え、商業施設・教育施設への用途拡大に努めた結果、売上げを伸ばすことができた。
このような結果、売上高は203億20百万円(前年同四半期比9.2%増)、営業利益(配賦不能営業費用控除前)は28億43百万円(前年同四半期比16.4%増)となった。
電子材料は略。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第3四半期 | 59,178 | 5,154 | 5,340 | 3,034 |
11年3月期第3四半期 | 64,767 | 6,494 | 6,657 | 3,860 |
前第3四半期比 | 109.4% | 126.0% | 124.7% | 127.2% |
11年3月期通期予想 | 88,000 | 8,800 | 9,000 | 5,250 |
10年3月期実績 | 80,984 | 7,436 | 7,644 | 4,452 |
通期予想/前期比 | 108.7% | 118.3% | 117.7% | 117.9% |
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