清水建設/第3四半期 営業利益大幅改善
同社は建設業界につき,住宅・不動産市場の持ち直しの動きが鈍く,設備投資も落ち込みが続く中,官公庁工事も大幅に減少し,業界全体の受注高は,前年同期を下回る水準で推移した。こうした市場の縮小により,経営環境は依然として厳しい状況が続いた。このような状況のもと,当第3四半期連結累計期間の売上高は,前年同期に比べ▲22.5%減少し8,524億円となった。このうち,建設事業の完成工事高は,前年同期に比べ▲22.1%減少し7,822億円。
利益は,工事採算の改善に伴い完成工事総利益が増加したことに加え,開発事業等総利益も増加したことなどから,経常利益は前年同期に比べ39.9%増加し180億円となった。また,連結子会社において減損損失を計上したものの,四半期純利益は前年同期に比べ2.3%増加して75億円となったとしている。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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10年3月期第3四半期
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1,099,363
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13,364
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12,883
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7,382
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11年3月期第3四半期
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852,432
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18,778
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18,023
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7,549
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前第3四半期比
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77.5%
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140.5%
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139.9%
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102.3%
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11年3月期通期予想
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1,320,000
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23,000
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20,000
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10,000
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10年3月期実績
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1,589,278
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22,123
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17,621
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-6,850
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通期予想/前期比
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83.1%
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104.0%
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113.5%
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-146.0%
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[ 2011年2月 9日 ]
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