太平洋セメント/第3四半期 燃料高直撃してリストラ相殺
バブル時代に生産設備を拡張させ構造不況業種となっているセメント業界、官庁工事も民間工事も落ち込んでいるバロメーター企業でもある。08年期売上高と今期予想比は25.5%ダウンしている。同社は全国規模でリストラを行っているが燃料高もあり、思うように業績改善がはかれないでいる。生産工程で膨大に使用する燃料の重油価格は、先進国の経済回復と新興国の急成長により今後とも上がり続けることだけは間違いない。それとも中国のバブルを完全崩壊させるか。それには日本経済は耐えられない。
日本の財政事情から見て、同社は世界中にダムでも造らなければ、国内での回復は難しいと思われる。一般セメントの価格競争力あんのかなぁ?
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第3四半期 | 546,193 | 3,688 | 2,416 | -2,543 |
11年3月期第3四半期 | 537,326 | 8,554 | 1,661 | -5,367 |
前第3四半期比 | 98.4% | 231.9% | 68.8% | |
11年3月期通期予想 | 691,400 | 10,500 | 2,000 | 4,000 |
10年3月期実績 | 728,581 | 3,572 | 148 | -37,041 |
09年3月期実績 | 871,833 | 11,176 | -4,880 | -35,371 |
08年3月期実績 | 927,576 | 51,551 | 41,645 | 20,485 |
通期予想/前期比 | 94.9% | 294.0% |
[ 2011年2月10日 ]
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