九州リースサービス/第3四半期 福岡の銀行の代理的存在
福岡の金融機関が不動産開発事業に対しての融資を長い間トコトン絞り込んでおり、同社の存在はクローズアップされるところである。時世柄、融資形態は様々のようであるが、不動産の流動化は、都市の活性化に非常に有効である。
同社は、本業のリース事業には元石さん時代から馴染めず、残高ベースでも約3割となっている。
1.リース・割賦
商業・サービス業用機械設備の取扱いが伸長したことから、リース・割賦実行高は107億25百万円(前年同期比16.6%増)となり、割賦債権残高は113億25百万円(前期末比6.6%増)。
一方、リース債権及びリース投資資産残高は回収や流動化などにより187億12百万円(前期末比8.2%減)。この結果、売上高は78億19百万円となり、営業利益は7億91百万円。
2.融資
新規貸出の抑制や期限前回収の発生などにより貸付残高が減少、売上高は11億14百万円となり、貸倒引当金繰入額の増加により▲3億44百万円の営業損失。なお、営業貸付金残高は298億69百万円(前期末比15.0%減)。
2.不動産
前連結会計年度から新たに連結した子会社からの増収効果はあったが、不動産売却収入の減少などにより売上高は47億28百万円となり、営業利益は7億66百万円。なお、賃貸不動産残高は379億38百万円(前期末比0.0%増)、販売用不動産残高は68億66百万円(前期末比11.7%減)。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第3四半期 | 17,262 | 1,909 | 1,884 | 904 |
11年3月期第3四半期 | 14,661 | 928 | 752 | 569 |
前第3四半期比 | 84.9% | 48.6% | 39.9% | 62.9% |
11年3月期通期予想 | 20,000 | 1,000 | 600 | 700 |
10年3月期実績 | 22,932 | 2,192 | 2,026 | 728 |
09年3月期実績 | 30,569 | 2,271 | 1,993 | 672 |
通期予想/前期比 | 87.2% | 45.6% | 29.6% | 96.2% |
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