みずほフィナンシャルグループ/第3四半期 利益大幅改善
当第3四半期連結累計期間における経済情勢は、世界経済は新興国に牽引される形で緩やかな回復を続けているが、そのペースは地域によって違いがあり、欧米先進国では財政緊縮等によって景気が下振れするリスクが残っている。
米国経済は、輸出や設備投資の底堅さや個人消費の持ち直しにより回復傾向にあるが、失業率の高止まり等により、景気回復が停滞するリスクがある。
ユーロ圏では、全体の成長率が低い水準に留まっている中、各国間の格差が拡大しており、一部地域における財政問題が金融市場や実体経済に及ぼしうる影響により、不透明感は払拭しきれない。
また、アジアでは、中国における内需拡大が周辺諸国の輸出・生産増をもたらしていることから、やや減速しながらも引き続き高い成長率を維持しているが、一方でインフレ懸念も高まりつつある。
日本経済は、企業収益の改善等により、プラスの成長率を概ね維持しているが、景気刺激策による効果の剥落に加え、円高や緩やかなデフレ状態が続いていること等を受け、足元の改善の動きは踊り場にさしかかっている。
先行きについては、海外経済の下振れや雇用情勢の悪化、為替相場の変動といった懸念もあり、景気が下押しされるリスクが残っているとしている。
同社の自己資本は増資もあるが、確実に増加している。2009年3月期2兆1,337億円、2010年期3兆5,130億円、2011年第3四半期4兆4,277億円となっている。
連結/百万円 | 経常収益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第3四半期 | 2,133,685 | 159,762 | 126,280 |
10年9月期第3四半期 | 2,087,201 | 556,486 | 422,072 |
前第3四半期比 | 97.8% | 348.3% | 334.2% |
11年3月期予想 | 500,000 | ||
10年3月期実績 | 327,127 | 239,404 | |
通期予想/前期比 | 208.9% |
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