アイコン コスモスイニシア/第3四半期 債務免除の威力はあるが赤字予想

同社の前期は債務免除益370億円のほか、子会社コスモスライフの売却益74億円を計上して、257億円の当期利益を捻出、自己資本も140億11百万円、同率13.3%と他力により大幅改善された。
今期は、前期末資産計1,057億34百万円を使っての販売及び新規開発により、前期末総資産を超す1,110億円の売上高を計上予定である。こうしてみれば、金融機関が新規開発物件への融資を行っていることが窺える。金融機関としてみれば、ADRにより少しは綺麗になった同社の方が、ADRなどかけずに苦戦している企業より立派なのだろう。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期第3四半期
138,102
289
-2,258
31,172
11年3月期第3四半期
59,118
564
27
-391
前第3四半期比
42.8%
 
 
 
11年3月期通期予想
111,000
2,500
1,500
-700
10年3月期実績
169,995
-4,797
-7,581
25,701
09年3月期実績
191,616
-18,207
-22,402
-88,088
通期予想/前期比
65.3%
 
 
 
11年3月期第3四半期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
78,895
13,277
13,277
16.8%
09年3月期実績
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
231,817
-45,183
-45,184
-19.5%

デタラメ上場企業を除き、新兵器のADRにより、今後上場企業の破綻はなかろう。
[ 2011年2月 8日 ]
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