アイコン リフォーム市場の見通し発表/矢野研

矢野経済研究所は、本年から2020年までの住宅リフォーム市場の見通しを下記の通り発表した。(但し、地震の影響は考慮していない)

・2010年の住宅リフォーム市場規模は、前年比約13.0%増の5.9兆円
・2010年の住宅リフォーム市場規模は前年比約13.0%増の5兆9,439億円(速報値)と推計。
・2009年は、その前年のリーマンショックの影響を受けて、リフォーム工事実施が非常に冷え込んだ。2010年はその反動に加え、景気回復感が市場に好影響を与え、手控え層を中心に需要が顕在化し、リフォーム市場が大きく回復した。
・2011年の住宅リフォーム市場規模は、前年比約2%増の6.0兆円と予測
 住宅リフォームの環境対策関連の施策は維持されるものの、補助金の直接的な支援については目減りすること、政策の時間的効果が薄れていくことなどから、景気回復などの後押し効果を期待しながら、「微増」と予測。

 

・2020年の住宅リフォーム市場規模は、2010年比約27%増の7.5兆円まで拡大。
 単なる設備の交換・維持といった表面的なリフォームではなく、住宅性能を向上させるリフォームを後押しするような支援・施策が実施された場合、2020年の住宅リフォーム市場規模は約7.5兆円(2010年比26.5%増)まで拡大すると予測。
・注目市場は、「高額リフォーム」と「中古住宅×リフォーム」
 高額リフォーム(1工事あたり500万円以上)の市場規模は、1.4兆円と推計。2010年の市場規模(家具・インテリアを除く)の約3割を既に占めている。また、中古住宅の流通過程で実施されるリフォームには大きな市場ポテンシャルがあり、こういった分野のリフォーム創出が、今後のリフォーム市場の成長には大きなウエイトを持つといえる。以上。
 

[ 2011年4月12日 ]
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