米国債格付落ち暴落後の9日の日経平均▲153.08円安の8,977.48円でひける
ハゲタカを牽引する格付会社が、アメリカ国債の格付を落としたことから、月曜日のダウ平均は10,809.85$と▲634.76$の大幅下げで引け、9日の日本株価が注目された。
東京証券取引所でも、一時日経平均は、400円以上下げ、8,700円を割り込んだが、その後反発、前日比153.08円安の8,944.48円で引けた。
8月2日のアメリカ国家財政のデフォルト危機に対して下げたダウ平均株価は、米国下院と上院の国債発行限度額の増枠承認により、ダウ価格の下落に歯止めがかかった。
しかし、8月5日にハゲタカ格付会社が米国債の格付を下げ、国際的な信用不安を喚起させるものとなり、アメリカ株の暴落を招いた。
日本の株価は、アメリカがくしゃみをしたら、日本は風邪を引いてしまう虚弱体質であるため、火曜日の株価が注目されていた。
下がる前の株価は7月26日の日経平均が10,130.25円、これまでのアメリカのくしゃみにより▲11.8%下げたことになる。また、本年になり9,000円台の大台を割り込んだのは、福島原発水素爆発による暴落の3月15日~3月17日の3日間だけ、その後日経平均も回復過程にあったことから、その衝撃はアメリカに比べ大きいものとなっている。
格付ハゲタカは、サブプライムローン問題では、ローンを所有する金融機関から(裏金をもらい)依頼され、とんでもない高い格付を行い、最後は間違っていましたと白状したサブプライム問題となり、トドの詰まりが、リーマン・ショックとなった。アメリカには、こうした大手のハゲタカ格付会社が3つもあり、日本にも当然乗り込み、ハゲタカの格付の権威とやらを押し付けている。
なお、9日のアメリカのダウ平均株価は反発している。
日経平均株価 | |||||
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 |
2011年8月9日 | 8,911.80 | 8,949.97 | 8,656.79 | 8,944.48 | -153.08 |
2011年8月8日 | 9,169.67 | 9,215.09 | 9,057.29 | 9,097.56 | -202.32 |
2011年8月5日 | 9,469.16 | 9,469.16 | 9,264.09 | 9,299.88 | -359.30 |
2011年8月4日 | 9,685.50 | 9,768.40 | 9,615.35 | 9,659.18 | 22.04 |
2011年8月3日 | 9,705.02 | 9,705.02 | 9,610.38 | 9,637.14 | -207.45 |
2011年8月2日 | 9,872.17 | 9,873.46 | 9,822.30 | 9,844.59 | -120.42 |
2011年8月1日 | 9,907.04 | 10,040.13 | 9,906.17 | 9,965.01 | 131.98 |
2011年7月29日 | 9,866.82 | 9,914.22 | 9,824.34 | 9,833.03 | -68.32 |
2011年7月28日 | 9,936.97 | 9,945.98 | 9,853.85 | 9,901.35 | -145.84 |
2011年7月27日 | 10,048.34 | 10,053.50 | 10,009.37 | 10,047.19 | -50.53 |
2011年7月26日 | 10,078.48 | 10,130.25 | 10,043.99 | 10,097.72 |
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