アイコン 夏場の計画停電回避へ

東京電力は7日、今夏の電力供給力が5,000万kW近くに回復する見通しであることを明らかにした。
 東電は今夏の電力消費のピークを5,500万kWと見込んでいる。従来計画では再開を見込んでいなかった鹿島共同火力(茨城県鹿嶋市)について、今月にも4基ある発電基を再稼働させる方針。同火力発電所は、東電と住金の折半発電所で、最大140万kWを電力供給できる。

 

 また、タイ政府から三菱重工業製のガスタービン発電機2基を無償で借り受けるなど、国内外から発電基の調達を急ぎ、数ヶ月で発電能力をさらに100万kW以上に上積みする。 
このほか、強力な自家発電装置を備えた製造業者などからの余剰電力を買い取り、既存の火力発電所の稼働率向上などで、電力需要がピークとなる7月末前後の電力供給力を、従来計画の4,650万kWから5,000万kW近くに増やす方針である。  

従前の需要者側の節電効果も換算すれば、計画停電回避もできる可能性が高くなっている。

[ 2011年4月 7日 ]
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