アイコン 翻弄される飯舘村 福島原発

「突然すぎる」「急に逃げろとはどういうことか」「もっと早く決断できなかったのか」。政府が11日、避難指示区域の拡大に備え、計画的に住民全員を避難させるよう要請した福島県飯舘村の住民の間には、政府や村に対する不信感と戸惑いが広がっている。

3月31日、国際原子力機関(IAEA)は、福島第1原発の北西約40キロにある避難区域外の福島県飯館村の土壌からIAEAの避難基準を上回る値が検出されたとした放射性物質は、半減期の短いヨウ素131で、測定値は1平方メートル当たり30日発表の約200万ベクレルから31日約2千万ベクレルだったと修正した。

一方、まだあった日本の原子力安全委員会は3月31日、国内では土壌ではなく空間放射線量を指標にしていると説明。原発から半径20キロを「避難」、20~30キロを「屋内退避」とした設定は妥当で、避難区域の設定の見直しは必要ないとの考えをあらためて示していた。
 
10キロ圏内から20キロ圏内でも風向きにより、僅少の放射線量しか記録されていない場所は山ほどある。しかし、こうした設定をする前提となる爆発した12日~22日の放射線量のデータを公開しておらず、その時の推定健康被害度や土壌汚染度は調査(当時の半減期短いヨウ素は減少し続けており、半減期30年のセシウムを調べるしかない)しなければ判らないというのが現実である(土壌のセシウム量からヨウ素の量をシミュレーションできる)。もう日本の国や役所が発するデータは、信用できないところまで行き着いている。それにまだ福島原発では沸騰状態が続いており、全く収束してもいない現実がある。
水俣病で国が逃げ続けた時と同じ様相となっている。
 
福島原発から北西40kmに位置する飯舘村は人口6,000人余りの阿武隈山脈に囲まれた静かな高原。政府は賠償金問題を恐れて避難距離を20km圏内、自宅待機を30km圏内としている。
 
原子力安全委員会がまだ機能していること事態問題である。今回の事故は、同委員会の御用学者が世界に全く通用しない想定外として収拾しようとしている。
もしも、原子力安全委員会を存続させるならば、メンバー全員を入れ替え、これまでの権威・権力だらけのメンバーは追ってサタがあるまで自宅待機である。
IAEAの調査に疑問を呈し、問題ないとするならば、それを決定した委員は全員飯館村に1年間住めと言いたい。
 
放射能は福島第一原発から北西方面の浪江町赤宇木方面から飯館村方面へ気流(風)が流れ、盆地に堆積および集中していることは気象庁が毎日発表している放射線量ではっきりしている(気象庁番号32・・・赤宇木)。
気象庁は、観測地を方角と距離だけで示し所在地さえも公開していない。このズルサが菅のズルサであり、民主党のズルサである。
また、放射線量が一番きつかった12日から22日の観測データを一切公表しないのも、ズルサである。
[ 2011年4月11日 ]
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