アイコン 福島原発 情報を小出しにする得意技連発 レベル7

福島 原発ニューヨーク・タイムズは11日、福島第1原発事故の深刻度が国際評価尺度で最悪の「レベル7」と変更されたことについて「最も驚いたのは、このような大量の放射性物質が放出されたと公的に認めるまでに1ヶ月かかったことだ」と指摘する米原子力専門家の批判的な内容を紹介、日本政府の対応の遅さを強調した。
 記事は「日本の原子力災害、チェルノブイリと並ぶ」との見出しで「何人かの原子力産業関係者は数週間にわたり大量の放射性物質が放出されたと指摘してきたが、日本政府当局者は一貫してその可能性を低く見積もってきた」とも指摘している。

放射能の放散線量は、これまで記載してきたとおり、1号機爆発で一番放射線量が濃かった12日から22日までのデータを一切公表もせず、ほとぼり冷めた頃を見計らって得意技の小出し戦法を取り続け、レベルは7でしたと。
 
原発冷却用の海洋放水においても、冷却用に絶対必要であったが、海水をガブガブ原発に注ぎ込んだら、汚染水が大量発生することは小学生でも分かる。その結果、「あちこちで一杯になりましたから海に放水します」では、世界の誰も、日本政府や保安院・東電を信用しない。
あわてんぼうの菅違い君は、緊急海水放水の次のシミュレーションをしていなかったのだろうか、それとも、海洋放水という結果を当初からわかって意図的にしていたら、すごいお人である。

今のいろいろな安全宣言も何か意図的であるようでならず、一筋縄では理解してはならない菅違い君たちである。

1号機は炉心の再臨界の可能性が残っているという。再臨界では今までとは比較にならない放射線量が飛び出すという。東電は、格納容器内の水素爆発を食い止めるとして窒素注入をしている。これまでの建屋内上部にたまった水素による爆発ではなく、格納容器自身での水素爆発の危険性があるというのだ。この点において、今までの建屋内爆発とは比較にならないほどの放射線を空中に放散する格納容器爆発、今、未然に沈静化させるための最大限の努力を現場は行っているが、非常に注意深く見守る必要がある。
その危険性を御用学者たちは、建屋内水素爆発と同じような並列的な問題として報道説明している。
国民も国の安全説明に慣れてしまい、何も反応しなくなっている。国のマインドコントロールの勝利とか言っている場合ではない。
 

[ 2011年4月12日 ]
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