アイコン 枝野君 格納容器爆発に言及 「ただちに・・・」避難区域拡大しないと

枝野君は13日の会見で、福島第1原子力発電所の原子炉の格納容器が、爆発した場合について「万が一起こったとしても、現在の避難指示区域でよい。原子力安全・保安院、原子力安全委員会と相談して、指示を出している」と述べ、新たに避難区域を拡大しない考えを明らかにした。
また小出しにしてきた枝野君。格納容器の爆発の可能性に言及したが、格納容器の爆発はこれまでの建屋内の水素爆発とは全く異なる観点から見る必要がある。

枝野君は、まだ御用学者を信用しているようだが、格納容器が爆発しても「ただちに・・・危なくない」というのであろう。もしも、格納容器と原子炉が、一緒に爆発する可能性を考えないのだろうか。
格納容器内には、膨大な放射能を内包しており、それが爆発すれば、建屋内で起きた水素爆発とは比較にならないほどの放射能を飛散することになり、たまたま北からの南に強い風でも吹いていれば東京もやられる。

原子炉まで一緒に爆発することになれば、とんでもないことになろう。
慎重な枝野君が原子炉格納容器の爆発に言及するとは、それほど深刻な状態に至っているのだろうか。クロル38も見つかっており、怖い。

<枝野君、電源回復の状況は?>
電源喪失で、電源さえ繋がれば、冷却装置の機能を回復することができ、問題は解決すると当初示していたが、今や、電源回復の言葉さえ出てこなくなった(それでも現場は、電源回復に向け懸命な作業を続けている)。

水素爆発で破壊された建屋内の電源ケーブルは、グチャグチャになっていると考えられ、海水も放水したことから、塩の付着でケーブルは更に扱いにくいものになっているものと想像される。
それに建屋内の下部には高濃度の放射線量の海水が溜まっており、また、壊れた配管・電線ケーブルなどもあり、電源を回復させるための工事足場も組めない状態の中で、過酷な作業が続けられている。

こうしたなか、次から次に新たな問題が発生してきている。

<枝野君、やっと飯舘村を認めた>
枝野君は、チェルノブイリの原発事故を勉強していなかったようだ。チェルノブイリでは事故当時北東へ風が吹き、200キロ300キロと離れた地域が汚染され、広域にわたり廃市町村が生じた。それには、風だけの影響ではなく、もう一つ政治の裏があった。
高濃度に汚染された放射能の流れる先には、モスクワがあり、ソ連国は、モスクワを守るため人工雨を降らせ、モスクワ手前一帯に集中的に雨を降らせ放射能を落とし、一帯を廃墟に化かした。

一律行政が好きな枝野君は、20キロ内禁止、30キロ自主判断と中途半端な規制をかけたが、IAEAは風の流れを重視、土壌調査の上、飯舘村を指定するように政府に勧告したが、枝野君は無視した。
しかし、原子力不安全委員会は頼りにならず、東電もパニック状態、今や裏の主導権は、世界各国の専門家やIAEAの専門家、米軍などにより、収束努力が図られている。そうした状況を踏まえ、無視し続けることもできなくなり、名称を変え、計画的避難区域に指定した。こうした枝野君のいい加減さにもう誰も反応しなくなった。
 枝野君と仲がよい原子力不安全 保安院や原子力不安全委員会は、国会における特別法廷の被告人になるお方たちである。

<枝野君、はっきりして>
福島原発の12日からの爆発(放射能が一番濃いい)では、当時、北風が吹き、南側に位置する茨城県や千葉県の沿岸部に放射能が降下、そのため、数値が発表されだした23日以降でも野菜などに高い数値のヨウ素が検出され、半減期の長いセシウムも当然検出されている。

一番怖い地区は、12日~15日までに、濃い放射能が降下した地区である。それは、土壌・ダストモニタリング、野菜データや各計測地の放射線量データでおおよそ調べることができる。
http://atmc.jp/plant/detail/
 

[ 2011年4月14日 ]
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