アイコン アドクリエイション(株)の破綻について

破綻企業 :アドクリエイション(株)
本店所在地:大阪市西区京町堀1-6-4 京町堀ビル
代 表  :田阪雅則
設 立  :昭和61年12月
資本金  :2,000万円
業 種  :ソフトウェアー開発
従業員  :224名
年 商  :(平成22年11月期)23億95百万円
取引銀行 :りそな(大阪西区)、みずほ(四ツ橋)、三井住友(船場)、南都(大阪)、近畿大阪(梅田)、商工中金(大阪)など
既存の仕入先:フジワーク、大和屋、ウェブソフト、日本ピュアシステム、TISトータルサービスなど(以上、過去取引のあった先)
既存の販売先:住商情報システム、TIS、関電システムソリューションズ、NTTソフトウェア、CSKシステムズ、情報技術開発、スカイ、クラフトなど

破綻状況:7月27日、民事再生法の適用申請を大阪地裁へ提出、保全命令を受けた。
事後処理:申請代理人は平田佳之弁護士(大阪市北区西天満4-4-18梅ヶ枝中央ビル、電話06-6367-6755)。
負債額 :約15億円が見込まれている。

 同社は昭和61年12月に設立されたコンピュータシステムのソフト開発会社。当初はソフト開発会社の下請けをしていたが、その後は直接受注も拡大させ、平成19年11月期には約38億円の売上高を計上していた。
 同社の業務は、ソフト開発のほかにアドオン開発、ソフトメンテナンス業務などを手がけていた。
また、業務範囲は、業務系、開発系、システムの導入支援、医療系システム開発にも進出していた。
 平成20年になると、これまで順調に業績を伸ばしていたと思われていた同社に、粉飾決算問題が発覚、取引銀行の信用を大きく損ねることになった。この間の業容拡大に対する人員増により、経費が大きく膨らみ、また借入金も増加の一方となり、売上高が、伸長しても実質の利益は、赤字に終わっていた実態が浮き彫りになった(それまで決算上は20百万円~30万円台の純利益を計上していた)。
更にリーマンショックによる不況により、企業の経費節減の動きに受注の小口化などが発生、平成22年期の売上高は、約24億円までに落ち込み、資金繰りに支障をきたすようになったが、信用をなくした金融機関からの支援も受けられず、今回の事態に至った。

 

[ 2011年7月29日 ]
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