アイコン (株)ヤマグチの破綻について

破綻企業 :(株)ヤマグチ
本店所在地:東京都中央区八丁堀2-18-5
  江東フィス:東京都江東区南砂1丁目13-5
代 表  :山口高志
設 立  :昭和61年12月
資本金  :3,300万円
業 種  :文具事務用品・オフィス家具の卸売
従業員  :20名
年 商  :(平成22年9月期)約12億31百万円
取引銀行 :三菱東京UFJ(八重洲通)、みずほ(京橋)、東京シティ信金(京橋)、三井住友(京橋)、商工中金(本店)など
既存の仕入先:ライオン事務機、内田洋行、パイロット、東京クラウン、ジョプスデスク、コクヨ、山桜など(以上、過去取引のあった先)
既存の販売先:日通商事、味の素・日本電気・東急・東京ガスの各オフィス用品取扱子会社など
破綻状況:7月27日、民事再生法の適用申請を東京地裁へ提出、保全命令を受けた。
申請代理人:宮崎信太郎弁護士(港区赤坂1-12-32、電話03-5562-8500)ほか。
監督員  : 島田敏雄弁護士(千代田区九段北4-1-3、電話03-3239-3100)が選任されている。
負債額 :約13億円が見込まれている。

 同社は、大正6年創業の文具・事務用品、オフィス家具の卸販売会社。老舗だけに多くの大手会社と取引しており、平成17年9月期の売上高は約17億59百万円を計上していた。
 しかし、サブプライムローン問題が発生前後から売上高が落ち込み始め、平成19年9月期の売上高は約14億07百万円まで下落、利益も100万円未満の僅少となった。
その後はリーマン・ショックにより、更に売上不振に陥り、平成22年9月期は約12億31百万円まで落ち込んだ。
今年3月の東日本大震災では、殆どの取引先が買い控えに動き、同社の資金繰りが急速に悪化した。大手との取引中心であり、元々薄利での営業、蓄積も限られ、こうした事態に資金繰りに窮し、このたび、民事再生法の適用申請に至ってしまった。

大地震だけならともかく、福島原発の水素爆発は、事の重大さを長引かせ、多方面にわたり影響し続けている。同社は東電に代引取引の口座を開設して、間接的な被害額を取り戻すしかないであろう。
 

[ 2011年7月29日 ]
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