アイコン (株)クリエート九州の破綻について

破綻企業 :(株)クリエート九州
本店所在地:福岡県粕屋郡久山町久原3238
代 表  :宮崎邦夫
設 立  :平成15年2月
資本金  :3,000万円
株 主  :宮崎邦夫(以前は、雄大産業も株主(会社更正法却下で破産消滅))
業 種  :建機リース
従業員  :47名
年 商  :(平成22年4月期)10億35百万円
取引銀行 :西日本シティ(久山)、福岡(久山)、三井住友(福岡)、飯塚信金(粕屋)、商工中金(福岡)
既存の仕入先:コマツ西日本、石川島播磨重工、伊藤忠建機、ヤンマー建機販売、石川島建機、新ダイワ工業、三笠建設機械ほか(以上、過去取引のあった先)
既存の販売先:前田道路、NIPPO、大成ロテック、世紀東急工業、東亜道路工業、鹿島道路など

破綻状況:8月2日、事後処理を大坪知弘弁護士(福岡市中央区警固1-12-11、電話092-781-4156)に一任して事業を停止した。
負債額 :約14億円が見込まれている

 同社は平成15年2月に設立された建機リース会社。(株)レンタジア(社名変更して現(株)インターリース、長崎県諫早市、2009年2月IHIの子会社と循環取引していたことが発覚して会社更生法申請した雄大産業であるが、その子会社であり一緒に会社更生法を申請していた。しかし、雄大産業が会社更生法による再建を裁判所から却下されたため、インターリース社は第3者に事業のみ譲渡されている)の福岡地区の営業を承継して設立された会社であった。

大手道路舗装のゼネコン向けに舗装機械・掘削機械などのリースを得意とし、平成21年4月期には約11億円の売上高を計上していた。しかし、道路工事(中央線も見えない国道がいっぱいある)も含め公共工事は減少するばかりであり、翌2010年4月期は約10億円に売上高が減少、競争激化で収益性も損なわれていた。更に東日本大震災の影響から、公共工事の予算執行が見直された結果、受注減少、元々借入に依存した体質であったため、資金繰りに窮し今回の事態に至った。

<同業者見解>
同社の設立に当っては、レンタジアの福岡の所長であった宮崎氏が、雄大産業の資本参加を得て独立した。しかし、雄大産業が破綻する前であり、負の遺産もそのまま引き継ぎ、当初から資金繰りは楽ではなかったようだ。
最近ではレンタル用の機械を売却して資金繰りを行い、新たに・・忠建機などから機械を購入してレンタルしており、それも競争から、安値受注が慣行化し、経営破綻は目に見えていたと述べている。
 

[ 2011年8月 3日 ]
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