アイコン エス・イー・テクノ(株)の破綻について

破綻企業 :エス・イー・テクノ(株)
本店所在地:大阪市淀川区西中島7-4-17新大阪上野東洋ビル
代 表  :佐々木実
設 立  :平成6年1月
資本金  :3億6,774万円
株 主  :佐々木実、フェニックスパートナー、CSKホールディングスほか(以前の株主)
業 種  :FPD製造装置、半導体製造装置、液晶洗浄装置、クリーンエネルギー製造装置の設計・開発
従業員  :20名
年 商  :(平成21年9月期)約10億円
取引銀行 :りそな(新大阪駅前)、三菱東京UFJ(新大阪北)、三井住友(江坂)、滋賀(大阪)、みずほ(江坂)
既存の仕入先:スリーダイン、アドテックス、野村マイクロサイエンス、立花エレテックほか(以上、過去取引のあった先で現在は変わっている可能性あり)
既存の販売先:双葉電子工業、ダイトエレクトロン、大宮化成、ローム・アポロデバイス、ローム(以上、過去取引のあった先で現在は変わっている可能性あり)

破綻状況:8月1日、事業停止、自己破産申請の準備に入っている。
申請代理人:伊藤裕志弁護士(大阪市中央区北浜2-1-23、大阪中之島法律事務所、電話06-6222-2002)
負債額 :約20億円。

同社は、平成6年1月に、元ジャスダック上場のエス・イー・エス(株)(半導体製造用洗浄装置メーカー、平成21年5月破産)の子会社として、半導体、液晶ディスプレイ製造装置などの販売を目的に設立された会社。親会社のエス・イー・テクノ(株)が経営不振に陥り、平成18年9月株式を代表や役員及び投資会社から出資を得て買収、完全独立した。
売上高は、独立以前は50億円以上を計上していた時もあったが、平成17年9月期38億14百万円計上したものの、▲1億46百万円の赤字を計上、続く平成18年期も売上高は22億円43百万円、利益は▲58百万円の赤字を露呈した。平成19年期は22億91百万円の売上高に対し、47百万円の黒字に回復したが、その後生じたリーマン・ショックにより、顧客である半導体製造会社が不況に突入、設備投資を大幅に抑制した。そうした影響を受け、同社の受注は大幅に減少、平成21年期の売上高は約10億円まで減少、大幅な赤字を露呈した。
その後も市況の回復は鈍く、受注減に陥ったままとなり、借入負担も重く、資金繰りに窮し今回の事態に至った。
 

[ 2011年8月 8日 ]
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