どこ行く吉野屋ホールディングス/第2四半期
同社は、第2四半期期の業績について、連結売上高は震災による店舗の営業休止の影響等により前年同期比47億47百万円減少して806億87百万円。
利益は、前期から取組んできた様々な原価をはじめとしたコスト低減策が効果を現し、収益構造が改善された結果、連結営業利益20億73百万円、連結経常利益21億22百万円と増益。
四半期純利益は、資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額11億65百万円を特別損失に計上の結果、7億21百万円。
国内の吉野家においては、新たに23店舗を出店し、不振店等を11店舗閉鎖した結果、店舗数は1,186店舗。
当期は今後の出店に向けた新たな店舗フォーマットづくりとして、「衛生感」「安心感」「開放感」「機能性」というテーマを具現化する店舗モデルや損益分岐点を引き下げた店舗モデル等の開発および検証に取組んだ。
また、当期は「圧倒的な品質を作り上げる」ことを経営戦略上の中心軸に据え、吉野家が最優先として考える価値観である「うまい」に特化した活動を行った。
主力商品である「牛丼」の品質に関しては、昨年12月に立ち上げた「牛丼プレゼンスプロジェクト」のなかで、圧倒的な高品質の「牛丼」を作り上げるための活動に取組んだ。
材料、調理工程、提供サービスに至る全ての工程を見直し、5月には牛丼並盛の具材の増量とご飯のポーションバランスの変更を実施した。さらに8月には、「市場の食堂カレー」をコンセプトとした「吉野家らしい」手作り風カレーを全店に導入したとしている。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
11年2月期第2四半期 | 85,434 | 897 | 1,173 | -934 |
12年2月期第2四半期 | 80,687 | 2,073 | 2,122 | 721 |
前年同期比 | 94.4% | 231.1% | 180.9% | |
12年2月期通期予想 | 168,000 | 5,200 | 5,600 | 1,000 |
11年2月期実績 | 171,314 | 5,116 | 5,509 | 382 |
10年2月期実績 | 179,602 | -895 | -476 | -8,941 |
通期予想/前期比 | 98.1% | 101.6% | 101.7% | 261.8% |
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