アイコン ジャパンエンジニアリング㈱(北九州市)/国の助成金不正受給発覚  氷山の一角

厚労省福岡労働局は11日、プラント設計会社のジャパンエンジニアリング㈱(資本金:7,100万円、本社:福岡県北九州市八幡西区本城五丁目1番14号)が、従業員を休業したように装って国の「雇用調整助成金」約9千万円を不正受給したと発表した。
同社は、新日鐵の仕事をしており、東京・千葉・君津・鹿島・大阪堺に営業所を設けている。

不正受給の発表は九州7県で5件目(福岡3件、大分2件)。不正額では全国3番目の大きさという。(ワーストランクインは、指定暴力団の数と酔払運転逮捕者だけだと思っていたが・・・)
 同労働局によると、同社は2010年2月-11年6月の17ヶ月間、助成金を受給し
ていた。同労働局の7月の調査で、休業申請していた日に従業員を働かせていたことが判
明したとされる。

助成金は売上高が急激に落ち込むなどした際、企業が従業員を解雇せずに休業手当を支払う場合、その一部を助成する雇用保険制度。
 
同社は、返還命令に応じ全額を支払っているが「今回の判断は承服できない」として国を提訴する準備を進めていることを明らかにしている。
同省によると、国の判断を不服として公表された企業が提訴すれば全国初となる。

 同社は争うとしており、何らか争う根拠があるのであろう。
通常の不正は、出勤簿に印鑑を押させず(またはタイムレコーダ押さず)、従業員を出勤させて助成金だけ頂く方法である。

こうした会社は非常に多く、こうしたいろいろな制度を利用するようけし掛ける社会保険労務士がいっぱいいる。助成金受給の申請書作りから、申請手続き、請求申請書の作成、企業指導も行う。
そうした社会保険労務士の歩合は、助成金の2~3割が相場という。国や自治体によるこうした補助金・助成金にはブローカーが群がり、そのブローカーが議員であったり、社会保険労務士であったりもする。補助金・助成金に群がる人たちである。
こうした制度を利用する企業は小企業ではなく、中・大企業が利用している。そのため、社会保険労務士の中には、笑いが止まらないくらい儲けている人もいる。
 

[ 2011年10月13日 ]
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