アイコン 鹿島 アルジェで苦労 4億円所得隠し認定

1019_02.jpg日本のゼネコンは、ドバイ・アルジェリアなどカントリーリスクの塊のような国々で営業展開した結果、ドバイでは散々な目に遭った。鹿島はアルジェで、中国企業が受注工区の高速道を予定より早く完成させたにもかかわらず、同社JVが5,400億円で受注した工区はとんでもなく地盤が悪く、工期に間に合わせることができず、アルジェ側は契約違反として、金を支払わない。
そうした苦労の中で、ロビイストと見られる政府仲介者に4億円渡したのかどうか・・・。同社が費用計上していた経費の内容説明を国税が求めたところ拒否、交際費認定されてしまった。

中国のJVが請け負った中工区と西工区は予定通り2009年12月に完成。鹿島JVの工期は2006年9月~2010年1月(40ヵ月)であったが1年以上遅れ、アルジェ政府は不満を爆発させた。鹿島JVにとっては、地盤問題に加え設計図面がでたらめなど問題点が多岐にわたり、工期が遅れた。しかも追加支払もしてくれないどころか、契約金すら全額貰っていないのかもしれない。

鹿島JVも難しい工区を取らなければよかったのに、ご苦労なことである。中国の要領のよさは天下一品。中国政府と異なり日本政府は、民間のこととして関わってもくれない。

 

[ 2011年10月19日 ]
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