アイコン 金融庁 オリンパスの会計監査人を調査へ

巨額粉飾決算による損失隠しが発覚したオリンパスについて、金融庁は、決算や財務状態を記した過去の有価証券報告書に「うそ」の記載があった場合には、監査法人の会計監査に問題がなかったかどうか調査に乗り出す。

当該の監査法人は、2009年3月決算を持ち契約を解除された「あずさ監査法人」とその後の新日本監査法人。

「あずさ監査法人」は、ジャイラス社買収における報酬が大きいため、指摘したところ会社側と対立し、契約を解除されたと一部報道されているが、2009年3月期決算の監査報告書を提出しており、その責任が問われるものとなる。
あずさ監査法人は、指摘した事項について精査する必要があった。契約解除されたとしても2009年3月期決算につき、「無限定適正意見」とした監査報告書を提出したことが大問題となる。
(契約を解除されたのであり、内々に後任の新日本監査法人に引き継いでいれば、こうした問題はここまで大きくならなかったと思われる)

新日本監査法人も、引き継いだ後も粉飾決算の処理にのれん償却などにより利用されており、ジャイラス社の優先株式の600億円(支払ったものの粉飾処理に再度自社に還流させていた分)に上る支払いの妥当性まで遡る必要があったと思われる。

ジャイラス社と買収につき契約後に、ジャイラス社に優先株式を佐川肇氏側に対し発行させ、その後その優先株式を発行価格の3.5倍でオリンパスが買い戻すとは、誰が見てもおかしい。あずさも新日本もおかしいと思ったのだろう。
新日本もオリンパスが、長年監査してきたあずさを斬るに当り、何でだろうと思わなかったのであろうか。
高山新社長も当初こうした問題を、新社長になり隠蔽した発表を続けており同罪である。経営陣の大刷新が必要であり、旧・現経営陣の色が全く付かない人材の役員登用が望まれる。
 

[ 2011年11月11日 ]
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