アイコン オリンパス/ITXへの投資が大失敗 一応本日もストップ高

オリンパスの損失隠し問題で、同社が簿外で保有した有価証券の含み損失額の全容が15日、内部資料で明らかになった。
1999年3月期に600億円程度だった簿外にしていた含み損が、2000~01年にかけ、含み損を取り戻そうと投資したもののまたもや大損、2005年3月期~06年3月期には、ピークとなる1,350億円規模に拡大した。その投資先の代表格が子会社とした情報通信業のITX社(株取得のほか、第3者割当増資も引き受けていた)、菊川元社長殿の大失敗買収作品といわれている。

同社は、その含み損(粉飾分)をM&Aにより消し去ることを目論見、06年~08年に不明瞭とされる形で英医療機器メーカーのジャイラス社(報酬額約660億円)や国内3社を買収(734億円)した際、還流目的の資金を実質契約額に上乗せした買収や仲介報酬を水増しして、それをオリンパス側に還流させて穴埋めしていた。
処理は、09年3月期末に3社買収を含む投資関連の損失1,087億円を特別損失として計上、監査法人交代後の2010年3月期には含み損はゼロとなった。

<本日のオリンパス株価、一応3日連続ストップ高>
16日の株価は、思惑より早く相場が成立、740円のストップ高(100円高)で始まった。しかし、その後688円まで買い叩かれ、再度740円のストップ高まで戻して取引を終えた。出来高は47,118,700株、取引総額は340億82百万円。
取引終了時の買残は303,400株、成行買残1,001,900株となっている。
明日はどうなることやら。

 

[ 2011年11月16日 ]
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