アイコン ローソンが宇佐市で野菜生産開始

コンビニの「ローソン」が、11月から宇佐市南宇佐で野菜の生産事業を始め、収穫された野菜が初めて出荷されるのにあわせて、新浪剛史社長ら経営陣が現地農場を訪れている。
  「ローソン」は各地にあるローソンの店舗向けに新鮮な野菜を販売しようと、みずから野菜を生産する事業に乗り出し、宇佐市でも地元で農業を行っている会社に出資する形で先月からハウス栽培の野菜生産が行われている。

収穫したばかりのトマトを試食した新浪社長は「みずみずしくてとてもおいしい」と。この農場では65アールの広さがある施設の中でほぼ一年を通してトマトを栽培、14日は、県内のローソンの店舗に向けて300キロが出荷され、今後は年間100トン程度の生産量を目指す。
  新浪社長は大分県庁を訪れ、広瀬知事に「大分で生産した野菜を今後は関西方面にも出荷していきたいと考えている。なんとしても大分での農業参入を成功させたい」と意気込みを示した。
これに対して広瀬知事は「大分県の農業にはまだまだいろいろな可能性があると思っている。ローソンのような大きな企業が参入するのは大分の農業にとっては画期的なことで、どんどん生産を増やしていってもらいたい」と応えた。

大分県によると、平成2年には7万3000戸余りの農家が農業を営んでいたが、高齢化による担い手不足などの影響で年々減少し、昨年度(2010年度)は4万6000戸余りと、20年前の63%程度まで農家が少なくなっている。
  こうした状況の打開策として、大分県が力を入れているのが、企業の農業への参入。県が誘致を始めた4年前、平成19年度は農業に参入した企業は12社だったが、その後は毎年30社ほどづつ増え続け、昨年度には参入した企業の数は100社を超えた。
  これまでに参入した企業の計画を合わせると、農業産出額は合計で99億円、新たに生み出される雇用は、1000人を超えるという。

ローソン 野菜
[ 2011年12月15日 ]
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