アイコン オフィス業界を代表して「コクヨ」/12月決算 よくない

オフィス業界から代表格のコクヨの12月決算は、景気の不透明感による消耗品の買い控えの影響や、収益率を重視した販売施策の推進により、売上高は前期比 0.7%減の2,600億円。コストダウンの推進や販売施策の変革による総利益率改善及び経費削減に努めた結果、営業利益は前期比24.1%増の40億円 となり、経常利益も前期比23.3%増の40億円となった。
欧州の金融不安の影響によるインド株式市場の低迷により、子会社化したコクヨカムリンリミテッドの株式の市場価格が下落したことによるのれんの一括償却▲49億円、国内の固定資産の減損損失▲16億円等を計上したことにより、当期純損失は▲54億円となった。

事業部門別には、ステーショナリー部門(オフィス用品)は、国内需要減少の影響を受けたものの、オフィス通販事業が好調に推移し、また第4四半期において注力商品の売上が前年を上回った結果、売上高は前期比▲0.8%減の1,478億円となり、営業利益は前期比3.6%増の67億円となった。
オフィス家具部門は、店舗事業が減収だったものの、回復基調が見られる国内オフィス家具分野が好調に推移し、売上高は前期比▲0.7%減の1,121億円。売上高は減少したが、総利益率の改善に努めた結果、営業損失は▲26億円となったとしている。
同社は、国内の少子化=市場減少に対応するため、中国やインドへ進出している。

連結/百万円

 
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年12月期
261,873
3,282
3,324
815
11年12月期
260,004
4,072
4,098
-5,460
前期比
99.3%
124.1%
123.3%
 
12年12月期予想
273,000
4,200
4,600
2,700
09年12月期実績
266,725
579
1,009
595
08年12月期実績
326,120
5,354
4,203
-11,990
07年12月期実績
252,823
1,402
1,461
-5,325
12年期予想/11年期比
105.0%
103.1%
112.2%
 

 

 
[ 2012年2月17日 ]
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