大塚家具/12月決算 久しぶりの黒字
住宅需要の動向と連動する同社の業績であるが、前12月期はリーマン・ショック以降久しぶりの黒字を計上した。震災復興の仙台支店が好調であったものの、関東は震災による買い控えの影響を受けたとしている。今期は利益を回復させる予想である。
同社のブランド力は、カリモクや天道木工・マルニなどと同等の信用力になっているが、けっしてメーカーではなく販売店である。上海等の家具メーカーが製造した家具を販売している。全国に展開しているが、消費者の低価格指向にこれまで苦戦してきた。
不況下、ニトリが安物家具=大衆家具分野では圧倒的な力を発しており、同じカジュアル家具分野にはイケヤも大型の郊外型店で進出している。
消費者の2極化も今後進んでくるものと思われ、販売戦略は難しい舵取りを迫られよう。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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10年12月期
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56,912
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-132
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38
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-255
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11年12月期
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54,366
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1,150
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1,304
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203
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前期比
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95.5%
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3431.6%
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12年12月期予想
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57,738
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1,529
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1,658
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918
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09年12月期実績
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57,925
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-1,451
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-1,337
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-1,490
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08年12月期実績
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66,803
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1,269
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1,456
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-530
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12年期予想/11年期比
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106.2%
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127.1%
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452.2%
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[ 2012年2月20日 ]

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