アイコン 韓国進出の戸建住宅メーカー 住友林業、ミサワ、積水ハイム  

住友林業は2006年に韓国の建材メーカー、東和ホールディングスと合弁で東和SFCハウジングを設立し、「ネーチャーハウス」というブランドで一戸建て 住宅事業に参入した。
 住友林業が、板橋ニュータウンに建てた一戸建ては30戸ほど。同社のほか、韓国には現在、ミサワホーム、セキスイハイムなどが進出、首都圏だけでなく、地方都市でも一戸建て住宅事業を本格化させている。

<日本の住宅会社は建設業ではなく製造業>

 木造注文住宅で有名なミサワホームは、社名と「エコ」の頭文字にちなみ、「ミコハウス」という販売会社を設立、昨年から韓国で一戸建て住宅事業を開始した。
同社は昨年、京畿道竜仁市東柏地区に一戸建て住宅のモデルハウスを建て、現在は京畿道安城市、江原道高城郡などで一戸建て住宅を建設している。
 
日本の建設会社は、消費者が示したデザインを基に設計を行い、工場で住宅の壁、床、ドアなどあらゆる建材を生産。それを韓国に持ち込み、韓国では組み立てだけを行う。設計から施工まで3~4ヶ月、組み立て作業自体は1~2日で終了する。

 ミコハウスのチョン・ヘヨン代表は「韓国では一戸建て住宅が『建設』に属するが、日本の建設会社は『製造業』という概念が強い。工場で全ての材料を作り、現地で組み立てる方式により、工事費用の削減、建築期間の短縮を図ったのが、日本の建設会社のノウハウだ」と説明していると朝鮮日報が報じている。

 韓国は南北問題や日本との民族問題などカントリーリスクが大きく、こうした分野での独自企業での進出は危険を伴うが、ある程度のリスクを承知の上で進出することも必要であろう。韓国の世帯数は昨年10月2,000万戸を突破、増加中である。韓国の冬は寒くオンドル(床暖房)さえ設ければ、価格とデザイン次第で大ヒットさせることもできるだろう。
 

[ 2012年4月20日 ]
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