米ヤフー社長にグーグル№20の身重の女性エンジニア起用
米ヤフーは16日、グーグル開発部門の女性エンジニアであり、ローカル、地図や位置サービスなどの担当副社長を務めているマリッサ・メイヤー女史を起用すると発表した。
マリッサ・メイヤー女史は、現在37歳、身重で10月7日出産予定、前後数週間産休を取る予定。
米ヤフーのCEOの席は、昨年9月にキャロル・バーツ氏が退任、後任に起用されたスコット・トンプソンが学歴詐称問題から今年5月退任、現在ロス・レビンソンが暫定CEOを務めていた。
メイヤー女史は、「ヤフーはメディア企業としてもテクノロジー企業としても競合に勝つことは可能だ」と述べているという。
今回のサプライズ人事は市場でも、メイヤー女史がグーグルで、検索エンジンの設計などさまざまな事業において中心的な役割を果たしてきたことから、ヤフーが今後、これまでのオンラインコンテンツ戦略から、軸足をウェブ向け技術や製品に再び注力する戦略をとるのではと期待している。
グーグルにとってもメイヤー女史のライバルへの家出はサプライズだろう。
日本の会社で、いくら頭が切れようが、身重の37歳の女性を社長にするとは、IT企業であったとしても考えられない。
その違いが、経済がグローバル化した現代の日本とアメリカの差になっているのだろう。
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