アイコン 7月24日/欧米の財政金融関連動向

1、 7月のユーロ圏の総合購買担当者景気指数であるPMI指数(速報値)は、46.4と前月と変
わらなかった。但しマーケット予想は46.5。
製造業は、44.1で前月の45.1からさらに低下、2009年6月以来の低水準となった。
サービス部門は、47.6で、前月の47.1から上昇した。
財政・経済不況で造っても売れないから、PMI指数も下がるばかり。

2、 米、レッドブックリサーチによる米大規模小売店売上高指数(レッドブック・アベレージ指数)は、
7月21日終了週、前年比+1.3pct
7月前年比             +1.7 pct
7月前月比・・・・・・ -1.3 pct

3、 米製造業、マークイットによる総合購買担当者景気指数であるPMI指数(速報値)は、鈍化している。
3月、56.04、4月55.99、5月54.03、6月52.47、7月(速報値)51.83と悪化している。当指数値は、2010年12月以来、2年7ヶ月ぶりの低水準。
欧州経済の悪化で、外需が冷え、内需拡大で支えている。
これまでの傾向として、Q2よりQ3の方が景気は悪化しており、先が思いやられるとしている。

4、 米住宅価格指数は上昇続く
米連邦住宅金融局(FHFA)が24日発表した5月の住宅価格指数は、5月188.1、4月186.6、(前年5月181.3)。同変化率は、5月+0.8、4月+0.7、(前年5月比+3.7)

5、 スペイン国債入札、短期証券(Tビル)入札は、ユーロ導入後2番目の高水準となった。
市場では、国全体へ大規模支援が必要になるのではと懸念されている。
調達額は30億5千万ユーロ、3ヶ月物金利は2.434%、前回の2.362%より上昇、6ヶ月物も3.691%で、前回の3.237%より上昇した。
ここにきて、スペインを取り巻く環境は悪化している証としている。


24日のダウ平均もこうした指数などで一時170ドル前後まで落ち、日本株も円高でさえない動きだった。

ダウ
 

[ 2012年7月25日 ]
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